番外編 日本人参加者に聞いたリオ+20の評価

環境ジャーナリストで、国内準備委員会共同議長の崎田裕子氏。

■地球サミット国内準備委員会共同議長/環境ジャーナリスト 崎田裕子氏

 リオ+20では、今までの会議と違う交渉の形が目指されていました。先進国と途上国の対立ではなく、共に未来を目指さなければいけません。新しい交渉の形を今回の交渉でも日本は実現したかったのだろうと私は感じましたが、やはり難しいですね。

 ですが、交流しながら語り合う姿がこの場所で見られたことが一番の成果だと思います。リオ+20をきっかけにここから大きな流れがおこるのではないかと感じています。



環境省地球環境局の塚本直也氏。

■環境省 地球環境局 国際連携課長 塚本直也氏

 今までは、先進国に途上国が追いつこうとしていましたが、これからは違います。先進国も途上国も持続可能という同じゴールに向かって競争するのです。ただし、そこに至る道筋は互いに異なるでしょう。これからは、今まで経験したことのないグリーンな発展を創造していかなくてはいけません。そこで大事なのは足の引っ張り合いではなくお互いに助け合うことです。

 また、グリーンエコノミーについては今回の成果文書でうまくいかなかったという人も多いですが、私はそうは思いません。例えばロードマップを作ることはできませんでしたが、グリーンエコノミーの重要性を参加者全員が共有したという意味は大きい。今まではどちらかと言うと環境は経済の制約要因とみられていましたが、環境が経済の機動力となる新しい成長の方向を各国のリーダーがそれを認識したということが大切だと思います。