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嵐に魅せられた風景写真家と“嵐の追跡者”が、米国中西部の大草原で巨大な嵐を追いかける。

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荒ぶる嵐の素顔

嵐に魅せられた風景写真家と“嵐の追跡者”が、米国中西部の大草原で巨大な嵐を追いかける。

文=ジェレミー・バーリン 写真=ミッチ・ドブロウナー

 米国の中西部に広がる大平原、グレートプレーンズは、嵐が頻発することで有名だ。毎年3~10月、この一帯は数千回に及ぶ暴風雨に見舞われる。

 「嵐の撮影はスポーツ写真の撮影に似ています。一瞬の勝負なんです」。巨大な嵐の神秘的な姿に魅せられた風景写真家は、名うての“嵐の追跡者”と手を組んだ。気象データを頼りに嵐を追いかけ、3年間の走行距離は6万5000キロ。はるかな大草原で、時には1日1500キロも車を走らせ、巨大嵐の素顔をとらえた。

編集者から

 本誌初登場の風景写真家ミッチ・ドブロウナーのモノクロの写真は、一目見て「かっこいい」と思わされます。彼が情熱を傾けているのはスーパーセルと呼ばれる巨大積乱雲。今年5月に茨城県を襲った竜巻の発生源も、スーパーセルだったと言われています。「嵐に命を奪われるなら本望」と言い切るドブロウナーの撮る嵐は、神秘的な美しさをたたえていますが、自然の恐ろしさを感じずにはいられません。(編集M.N.)

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