第1回 地球サミットって何?

本会議場の中には植樹エリアもある。写真はロビー中央の様子。(写真クリックで拡大)

 6月20日からはじまる本会議までは、こうした交渉内容の詳細は極秘情報扱い。私が訪ねたときも交渉ルームの前では厳重な警備がされており、入退出者のチェックもきびしかった。今回、私は国連招待のNGO団体の一員として中に入ることができたが、通常のメディアは撮影はもちろん、入室することもできないのだという。実際、中で話を聞いていると、人の出入りで入り口の扉が開けられた瞬間、外からシャッターを押し、少しでも中の様子を収めようとする報道関係者が多数いた。

 交渉は議長が仕切りをしていくが、何度も中断し、1日8時間以上続けられる。地道な話し合いから成果文書は練り上げられ、本会議で議論された後、各国の首脳陣らによって全世界に発表される。

 この連載では、本会議で議論される、これからの地球の問題をどのように解決するかの道筋を報告するのはもちろん、実際の現場で行われる会議や発表の具体的な内容を、現場の空気感とともに伝えていきたいと思う。

つづく

中村祐介

中村祐介

出版社の編集記者を経て独立、2005年にデジタルマーケティングの株式会社エヌプラスを設立。事業開発やマーケティングのコンサルティングやプランニング、実施に携わる。今回のリオ+20では、NGO「地球サミット2012ジャパン」の一員として電子書籍「Japan Voices」を発表した。著書に「コミュニケーションHACKS!」や「ユーマネー-Free<タダ>でお金と自分を成長させる方法」など。
Twitter: nkmr
Facebook: yusuke.nakamura.nplus
http://www.nplus-inc.co.jp/