第1回 地球サミットって何?

 日本のテレビや新聞で見る地球サミット(リオ+20)情報の多くは、本会議が行われる6月20日から22日までの3日間の内容になるだろう。しかし、それまでに開催されている事前イベントや本会議までに成果文書を練り上げるプロセスこそが、本来の見所ともいえるのだ。実際、現地では連日、地球サミットのニュースを報じている。

先進国と途上国の交渉がカギ

 地球サミットに参加するため、私は6月14日に日本からおよそ30時間をかけてブラジルへ降りたった。ここまでやってきた最大の目的は、NGO「地球サミット2012ジャパン」の一員として、私が編集長を務めた電子書籍「Japan Voices」(6月11日リリース、iPad版)を発表すること。東日本大震災以降の日本人の声を集めたこの電子書籍を地球サミットの会場で展示し、取材を通じて得た私自身の考えを人々に伝えるつもりだ。

 ブラジルと日本の時差は12時間。こちらが朝の7時なら、日本は同日の夜19時となる。気温は30℃を超えることもあり、湿度は高く、日本の夏に近い。コパカバーナ海岸近くのシャトルバス乗り場に向かうと、同じく地球サミットに向かおうとする人々が列をなしていた。バスに乗りこみ、40分ほど揺られると会場にたどりつく。入り口には、会場に入ることのできない団体たちがプラカードを抱えてそれぞれの伝えたいことを伝えようと近づいてくる。

本会議場内中央にあるフードコート。世界中の人たちがやってくることもあり、様々な食が楽しめる仕組みになっている。たとえばベジタリアンの人向けのエリアや、スーパーマーケットなどもある。様々な人が、食事をとりながら議論を交わす場でもある。(写真クリックで拡大)
フードコートでは、ビュッフェスタイルのレストランでランチをとることにした。価格はほかと比べて若干割高の37.99レアル(日本円で約1900円程度)だが、会場で出会った人に聞くとここが一番おいしいとのこと。 (写真クリックで拡大)
サラダ、肉のソースのかかったライス、白身魚のホワイトソース、ポテトとグラタンをチョイスした。噂どおりのおいしさ。(写真クリックで拡大)