第1回 地球サミットって何?

スクリーン式のゲートに1日のスケジュールが表示されている。ここをくぐるといよいよ地球サミットの会場に来たのだと実感できる。(写真クリックで拡大)

 今回3度目の地球サミットで、各国首脳陣らが集結し、話し合いをするのは6月20日から22日までの3日間(「本会議」と呼ばれる)。それよりも前から各国の官僚たちは、ここブラジルの地に入り、それぞれ国別に練り上げた成果文書案を持ち寄り、事前交渉を繰り返す。本会議ではその成果文書について合意を形成し、発表するのが目標だ。

 成果文書は、現在私たちが直面している7つの問題――仕事、エネルギー、都市、食糧、水、海、災害――を採りあげていて、法的な拘束力はないが、参加国の基本合意のもと各国の行動指針となる。

 そうした成果文書合意に向けた取り組みの周辺では、NGOグループや、各国民間企業や団体が主催できる事前イベントを6月13日から開催。そこではセミナーやワークショップなどが数多く催され、世界中の取り組みや最新の情報を共有しあうほか、環境や生物、エネルギーなどそれぞれの分野における主要人物が集結するため、新たなネットワーク作りにも活用されている。

 関連イベントが充実しているのも地球サミットのおもしろさだ。各国が主催するパビリオンでは、それぞれの国の行政が提案するプロジェクトや企業が、持続可能な社会へ向けての商品やサービスを発表している。

 さらにパラレルイベントとして「ピープルズサミット」と呼ばれる市民が主体になったイベントもある。これは日本でもおなじみになりつつあるアースデーの規模をさらに大きくしたようなイベントで、特にNGOなどの団体が力を入れてそれぞれのアピールを行う。

本会議場内のメディアセンター。ここで各国から集まった記者やジャーナリストが情報発信を行う。自分のパソコンを利用することももちろん可能で、電源が用意されているほかネット環境も整っている。(写真クリックで拡大)