第1回 マウンテンゴリラの赤ちゃんがかわいすぎる件

 ちょっとこれ反則なんじゃないですか?

 と、いきなり思う。

 いや、本当にカワイイのだ。ゴリラの赤ちゃんって。

 この数年、野生の類人猿を見る旅をしている。

 比較的フィールドが近いボルネオ島のオランウータンから始まって、西アフリカのチンパンジーも去年訪ねた。同じ類人猿の一員として(人間を類人猿に含めるのは、日本語としては矛盾しているが、彼ら彼女らを見ていると、ああ、ぼくたちは一緒だなあ、という感覚が強くなる)、赤ちゃんがそこにいるだけで胸が甘酸っぱくなる。

 しかし……ゴリラの赤ちゃんは、類人猿の中でもかなり反則である。

 頭でっかちな体型の具合といい(全類人猿共通だが、ゴリラはかなりその傾向が強いと思う)、くりくりした目といい(これはオランウータンの方が上かもしれない)、天然パーマの頭髪といい(他の類人猿では見たことない)、見事にツボをついたルックスなのだ。一緒にゴリラの赤ちゃんを見た人たちは、スウィート! スウィート! と連発していた。

出むかえてくれた双子の赤ちゃんたち(写真クリックで拡大)
2017年9月号

本誌2017年9月号ではダイアン・フォッシーにまつわる特集「彼女が愛し、守ったゴリラたち」を掲載しています。
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