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ナショナル ジオグラフィック日本版 2012年3月号

サイの悲鳴

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  • ジンバブエにある民営のサベ・バレー自然保護区をさまよっていたクロサイ。密猟者たちはこのサイに何発も銃弾を撃ち込んで、2本の角を切りとった。サイは肩の骨が砕け自分の体重を支えられなくなっていたため、安楽死させるしかなかった。アフリカではこの6年間に1000頭以上のサイが角めあての密猟者により殺された。角はアジアに密輸され、漢方薬として用いられる。
  • 南アフリカの東ケープ州から空輸されるクロサイ。鎮静剤を打って、目隠しをされている。サイはこの後、ヘリコプターで10分の場所に待機しているトラックに乗せられ、1500キロ離れた新しい生息地へと運ばれる。ヘリコプターを使ったこの引っ越し作戦は、絶滅のおそれのあるクロサイを保護する計画の一環として行われている。生息が難しい土地から救出したサイを、繁殖や生息地の拡大に適した地域へ移すのだ。
  • ベトナムのカフェで、サイの角を手にする女性。皿に少量の水を入れ、紙やすりのようにざらざらした皿の底で角をすって水に溶かすのだ。サイの角はさまざまな病気に効く一種の万能薬だと多くのアジア人は信じている。実際のところ、その薬効に関する科学的な研究はきわめて少なく、明確な結論も出ていない。それでもこの女性は、サイの角を服用するようになってから、「腎臓結石で苦しまなくなった」と語る。
  • このサイの角は重さ3.5キロ。闇市場で36万ドル(約2800万円)もの値がつく。
  • オーストラリア陸軍特殊部隊の元兵士、ダミアン・マンダーが、ジンバブエのナカバンゴ鳥獣保護区でレンジャー訓練生たちにショットガンの撃ち方を指導する。
  • 南アフリカの野生生物担当課では、国立公園や州立公園で自然に死んだサイの角だけでなく、密猟者から押収した角も保管している。
  • 南アフリカのクワズール・ナタール州の自然保護区内で、シロサイの子どもが若いシロサイにじゃれている。
  • 南アフリカのクルーガー国立公園からほど近い私有の自然保護区内で、密猟者が仕掛けたワイヤーのワナにかかって窒息死したサイの亡骸。レンジャーたちが現場に張り込んだが、密猟者は現れなかったため、保護区の職員が角を回収した。
  • 冷蔵庫につり下げられたシロサイの肉。狩猟用の民営牧場でハンターが仕留めたものだ。
  • サイの皮は、岩塩をまぶして保存される。
  • 南アフリカ東部のクワズール・ナタール州で密猟者に襲われた雌のシロサイ(左)が、その後つがいとなった雄とともに草を食む。密猟者たちはヘリコプターでこの雌と子サイを追跡。雌に麻酔弾を撃ち込んでからチェーンソーで2本の角を切りとった。雌は、はぐれたわが子を探しているところを保護区のレンジャーに発見された。
  • 南アフリカの北西州にある狩猟用の牧場で、獣医が雌のシロサイに麻酔をかけて角を切りとる。サイの角は、羊毛や、鳥の羽やくちばし、ウマの蹄にも含まれるケラチン質でできているので、2年ほどで元通りになる。
  • 角を切ってしまうと、サイが外敵から身を守れなくなると批判する向きもある。しかし賛成派によれば、角がないサイは密猟されないし、縄張りや交尾相手をめぐる戦いで傷を負って死ぬ機会も減るという。「おとなのサイの頭突きは、角を切られた状態でもすごい威力があります」と、南アフリカでサイ牧場を経営するジョン・ヒュームは語る。「角のあるなしに関係なく、ライオンがサイを襲うことはまずないでしょう」
  • 角を切り取る作業は約20分。サイは麻酔がさめると解放される。
  • ケニアのオルペジェタ自然保護区から派遣されたレンジャーに見守られながら草を食むキタシロサイ。密猟から守るため、角は切られている。キタシロサイはシロサイの亜種で、現在7頭しか生存が確認されていない。このサイはチェコの動物園で飼われていたが、飼育下では子どもができなかったため、ほかの3頭とともに移送されてきた。アフリカの大自然のもと、キタシロサイを絶滅から救う最後の取り組みが始まった。
  • クワズール・ナタール州の丘陵を歩むサイ。

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