低賃金で休みなし。それでも若い隊員と犬たちは、闇と氷に閉ざされたグリーンランドを駆け抜ける。

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北極圏の犬ぞり警備隊

低賃金で休みなし。それでも若い隊員と犬たちは、闇と氷に閉ざされたグリーンランドを駆け抜ける。

文=マイケル・フィンケル  写真=フリッツ・ホフマン

 低賃金で休みなし。けがや空腹、凍傷は当たり前。ホッキョクグマに後をつけ回されることもざらで、家族や友人に会う機会もなければ、デートのチャンスもない――。
 そんな厳しい境遇にさらされるのは、世界の軍隊でデンマーク軍にしかない犬ぞり警備隊「シリウス」だ。シリウスは60年以上にわたって、長さ1万4000キロに及ぶグリーンランド北東沿岸の警備に当たってきた。
 二人の若い隊員に密着し、犬ぞり警備隊の過酷な日常をリポートする。

編集者から

 そりを引く犬たちがどんな犬種なのか、気になって調べてみました。東グリーンランド観光局のウェブサイトによると、もともとは「グリーンランド・ドッグ」という犬種だったそうですが、さらに体が重く強くなるよう独自に品種改良されているそうです。シリウスの過酷な任務に耐える精鋭たち。本誌114ページの9匹(※ウェブには未掲載です)を見ると、どの犬もたくましそうです。(編集T.F)

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