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大型ネコ科動物の中で最も大きな体格を誇るトラも、野生の生息数は世界で約4000頭と、絶滅の瀬戸際にある。今、人間がなすべきこととは何か。アジアの保護区をめぐりながら、保護活動の実態を考察する。

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消えゆく王者 トラ

大型ネコ科動物の中で最も大きな体格を誇るトラも、野生の生息数は世界で約4000頭と、絶滅の瀬戸際にある。今、人間がなすべきこととは何か。アジアの保護区をめぐりながら、保護活動の実態を考察する。

文=キャロライン・アレキサンダー  写真=スティーブ・ウィンター

 トラの野生の生息数は世界で約4000頭と、絶滅の瀬戸際にある。人口増加に伴う生息地の減少、密猟、そして家畜を襲われた農家の報復と、生息数減少の原因は明らかながら、ここ数十年、状況は悪化するばかりだ。

 今、人間がなすべきこと、できることは何なのだろうか――。そんな中、アジアの保護区で、ようやく有効な保護対策の糸口がみつかった。果たして、トラは救えるのだろうか?

編集者から

 子どもに「動物園にいる動物は?」と尋ねれば、5人に1人は「トラ!」と答えるのではないでしょうか? そんな“当たり前”の動物が、次の世代では空想の動物の代名詞になってしまうかもしれません。実は、当初の邦題の副タイトルは「絶滅への最終章」でした。それほど危機感が強いということです。それでも、いくばくかの望みを込めたくて、最終的に今のタイトルになりました。ぜひ、そのあたりの気持ちをくみ取って読んでいただければ幸いです。(編集 H.O)

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