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かつて米軍兵士としてイラクに派遣されていた筆者がバグダッドを再訪。生まれ変わった街に出合った。

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バグダッド 嵐の後で

かつて米軍兵士としてイラクに派遣されていた筆者がバグダッドを再訪。生まれ変わった街に出合った。

文=ブライアン・ターナー  写真=リンジー・アダリオ

 イラクの首都バグダッド。戦争と内乱に傷つき、今も爆弾テロの危険にさらされているこの街で、市民たちはかつての栄光を取り戻そうと前に進み始めている。

米国陸軍の軍曹としてバグダッドに駐留していた経験をもつ筆者は、防弾チョッキも銃弾も身に着けずに、この街を歩いてみたいと考えていた。チグリス川が緩やかに貫き、長い歴史に彩られたバグダッドで、元の生活を取り戻すために、人々はどのように奮闘しているのか? それが知りたかったのだ。

 「今や、この街は変わっていた。私が知っているバグダッドとは違うのだ」

 戦いの傷跡は残っているものの、バグダッドは活気にあふれていた。人々が息づき、繁栄する街の中で、筆者自身の中でも、何かが変わっていった。

編集者から

 本誌にはさまざまな国や地域の地図が登場します。編集部や図書館などに置いてある世界地図で調べのつかない地名は、平凡社地図出版と相談しながら翻訳していきます。

 この特集には、バグダッド市内の詳細な地図が出てくるのですが、一般的な地図には市内の地名など載っていません。平凡社でも、ほとんど資料らしきものが見つからず、アラビア語の読み方に倣って地名を訳しました。長年、戦争や内乱が続き、とても外国人や観光客が行けるような場所ではなかったことを改めて実感したと、平凡社の方もおっしゃっていました。

 それでも、特集内で紹介されている“4D”映画館や、300人もの客を招いて結婚を祝う若いカップル、派手な会員制クラブで優雅にくつろぐおじさんたちの写真からは、日常を取り戻しつつあるバグダッドの新しい一面を垣間見ることができます。(編集M.N)

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