第3回 「世界で一番甘いお菓子」を発掘する

 のどかな街並みをずんずん歩いて行くと、ありました! ド派手なオレンジ色の看板とひさしに彩られたお店が。そう、これが今回の目的地、アジアのおやつを探しに来た「アジアン・バザール」です。インドを中心に、パキスタン、フィリピンなどの食品を扱っているそうだ。

 スパイスの香りでいっぱいの店内に入る。うーん。おやつよりもカレーが食べたくなってきた。いかん、いかん。

 最初に興味を引かれたのが、レジの脇にあった乳白色の塊。バルフィと呼ばれるお菓子らしい。牛乳にギー(バターの一種)と砂糖を混ぜ煮詰めたものだという。「食べてみます?」 店のご主人、ミルザさんが試食をさせてくれる。

 「しかし、甘そうだなぁ…」 南米、中東と、激甘街道を突っ走ってきた隊員たち。みんなでおそるおそるかじると、お、甘いけれど、濃厚なミルクの風味が口に広がる、どこか懐かしいような素朴な味わい。イケます。少ししっとりしていて、何かスパイスが入っている? カルダモンだ。チャイを一緒に飲みたくなる。現地ではとても人気が高いお菓子だそうで、ココナッツやアーモンドが入ったものや、上に銀箔を張ったものもあるという。

 店内を散策していると、「甘いと言えば、やっぱりコレ」とミルザさんが指したのが、大振りの缶。グラブ・ジャムンの缶詰めだ。これは、主に牛乳から作ったタネを丸めて揚げた、いわばボール状ドーナッツのシロップ漬け。缶の後ろのラベルを見ると、カルダモンも入っているらしい。「世界一甘いです」とミルザさんが胸を張る。いや、そんなに甘くなくてもいいんですが…。

隊員のおやつなつぶやき