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ナショナル ジオグラフィックとは?

人類の偉業に大きく貢献

地球上の「冒険」と「発見」を支え、全世界に伝えてきたナショナル ジオグラフィック協会。「地理知識の普及と増進」を目的に、1888年1月、初代会長を務めたたガーディナー・グリーン・ハバードや電話を発明した科学者グラハム・ベルなど有識者33名によって設立された世界有数の非営利団体です。同年10月、会員誌「ナショナル ジオグラフィック」創刊。そして1905年、2代目会長のベルが抜擢した編集者ギルバート・H・グロブナーにより最初の写真ストーリーが誕生しました。現在では、「地球と人をより広く、より深く知りたい」という一般の人から著名な探検家、科学者や政治、経済、芸術など各界のリーダーまで世界180ヵ国 850万人の知的好奇心を満足させるビジュアル雑誌へと成長しました。“ブライトリー・イエロー”(輝く黄色)と呼ばれるこの黄色い縁取りの雑誌は、米国では教養のある家庭のシンボルとして広く読まれ、親子や夫婦の会話の素材として、高い人気と信頼を得ています。

「人間とのかかわりという視点から未知の世界をわかりやすく伝えたい」…2代目会長となったグラハム・ベル(写真右)の精神は、100年以上の時を経ても変わることなく受け継がれ、地理学の領域を超えた多彩な分野で新たなる"未知"に挑み続けています。

21世紀、世界のチャレンジャーを応援するのは、あなたです。

記憶に新しいところでは2006年の「ユダの福音書を追う」、古くは「インカ帝国の空中都市“マチュピチュ”発見」、「ジェーン・グドール、野生チンパンジーの研究支援」、「日本人探検家・植村直己、世界初の北極点単独踏破」、「1993年、アルプス氷河で発見された5000年前のミイラ“アイスマン”」、「沈没したタイタニック号の発見」など、自然、探検、歴史、地球環境、科学、宇宙など領域を超えた調査・探検プロジェクト(約9,000件)を100年以上にわたって支援してきました。その額は、教育や公共活動への支援を含めると年間約60億円にもおよんでいます。これらの協会の活動は、会員の年会費(ナショナル ジオグラフィック購読料)によって支えられています。その成果の一部は「ナショナルジオグラフィック」の誌面を飾るだけではなく、書籍やDVDとしても会員の皆様に提供しています。

1960年以降、アフリカ東部で初期人類の化石発掘を続ける故ルイス・リーキー(右)と息子のリチャード・リーキー。

ナショナル ジオグラフィック協会が支援した冒険・調査プロジェクト

RESEARCH 2007

恐竜のミイラ化石「ダコタ」の詳細が明らかに

2000年に米国中西部ノースダコタ州で発見された、草食恐竜の一種ハドロサウルスの化石化したミイラの詳細が明らかになりました。発見地から「ダコタ」と名づけられたこのミイラ化石には、体の多くの部分に皮膚や筋肉などの軟組織が残っていました。これまでに見つかった恐竜のミイラ化石で、これほど良い保存状態のものは初めてです。

Dr. Phillip Manning (c)2007 National Geographic

RESEARCH 2006

1700年前の『ユダの福音書』を修復・公開

エジプトで発見された1700年前のパピルス文書『ユダの福音書』の修復・翻訳を行いました。新約聖書ではユダは裏切り者として非難されていますが、新たに発見されたこの福音書には、ユダがイエスをローマの官憲に引き渡したのは、イエス自身の言いつけに従ってしたことだと書かれています。

Kenneth Garrett (c)2006 National Geographic Society

DISCOVERY 2002

古代インカのミイラを大量発掘

2002年、南米ペルーの首都リマの郊外で、古代インカ文明の巨大墓地と2200体余りのミイラを発見しました。これらの遺体が埋葬されたのは1480〜1535年の間で、一時代の墓地としてはペルーで最大のものでした。

(c)National Geographic Society

DISCOVERY 1997

人類最古の足跡発見

遺伝子研究の見地から、人類の祖先と仮説される「アフリカのイブ」。その仮説を裏付けするように、1997年8月、南アフリカ共和国の海岸近くで現生人類としては最古の足跡の化石をリー・バーガー博士らが発見しました。

EXPRORATION 1985

タイタニック号の発見

1985年、ロバート・D・バラード博士は、北大西洋の海底深くに横たわる豪華客船「タイタニック号」の探索を共同指揮し、その場所を探りあてました。 1986年には再び、協会の支援によって設計・開発された潜水艇「ジェイソン2世号」でこの難破船の間近に迫りました。また、これより3年後にも、彼はドイツの巨大戦艦「ビスマルク」が眠る場所を発見しています。

英語版 1986年 12月号より

DISCOVERY 1984

160万年前の原人の化石を発掘

1984年 アラン・ウォーカーとリチャード・リーキーに率いられた発掘隊が、ケニア・トゥルカ湖のほとりで160万年前の原人のほぼ完璧な状態の骨の化石を発掘しました。この化石は、他の冒険・探検の成果とともにワシントンD.C.にある協会のエクスプローラー・ホールに陳列・再現されています。

RESEARCH 1978

手話をするゴリラ「ココ」

1978年、フランシーヌ・パターソン博士は、ゴリラとして初めて手話技術を身に付けたローランド・ゴリラのココを紹介しました。ココは約800の単語を使い、過去や未来のできごとに関する質問や受け答えをするまでになりました。また、豊かな感情を表わすこともでき、よろこんで子猫の面倒をみて、自分の子供のように可愛がりました。

英語版 1985年 1月号より

RESEARCH 1972

眠り鮫の秘密を探る

ユージェニー・クラーク博士は、メキシコのユカタン半島沖の海中洞窟で発見された“眠り鮫”が仮死状態に陥る原因を解明しようとしています。1972年の現地調査など、クラーク博士の調査は協会が支援する何百もの海洋プロジェクトのひとつにすぎません。

英語版 1975年 4月号より

SCIENCE 1969

アポロ11号への支援

1969年、初めて月面着陸したアポロ11号は、ナショナル ジオグラフィック協会の旗を月へ運びました。宇宙の科学と探査への特筆すべき貢献を讃えて、3人の乗組員には協会からハバードメダルが贈られました。

英語版 1969年 12月号より

DISCOVERY 1938

3000年前の巨石人頭像の謎

マシュー・スターリングは1938年、メキシコ、トレス・ザポテス調査で石像を発見。この巨大な顔の石像から、メキシコ南東部の湿気の多い低地に存在した中米最古の文明、オルメカの謎に迫りました。

英語版 1993年11月号より

ADVENTURE 1935

成層圏気球の最高上昇記録

宇宙時代の開拓者、アンダーソン大尉とスティーブンス大尉は、1935年、成層圏気球エクスプローラー2世号のゴンドラに乗り込み、上空約2万1600 メートルまで上昇しました。この高度は、気球の最高上昇記録として21年間保持されました。密封されたキャビンの中で、彼らは太陽やオゾンや宇宙線にまつわる数々の謎に取り組みました。

「人類の挑戦 冒険と発見の100年」より

EXPRORATION 1934

バミューダ沖の深海調査

科学者であり冒険家でもあるウィリアム・ビーブとオーティス・バートンは、1934年、深海探査用の潜水球に乗り込み、水深800メートルまで潜りました。ビーブ博士は協会が支援したバミューダ沖の深海調査の内容を、1934年12月号で「夜より暗く、火星同様に未知である新世界への旅」として語っています。

「人類の挑戦 冒険と発見の100年」より

ADVENTURE 1920

北極点の上空飛行

1920年代の終わりに、リチャード・E・ビルドとペットのテリア犬“イグルー”は、世界で初めて北極点と南極点の上空飛行に成功しました。ビルドはその後「ナショナル ジオグラフィック」の編集長であるギルバート・グロブナーに南極大陸の未踏地探検の計画を伝え、それも実行しました。

英語版 1926年 9月号より

DISCOVERY 1911

インカ帝国の空中都市・マチュピチュの発見

1911年、アンデス山地の奥深いジャングルを切り進んだハイラム・ビンガムによって、インカの神聖な都市マチュピチュが発見されました。彼は何百年もの間、謎であった雲間にそびえるインカ帝国の城と人々の暮らしを解明し、ベールに包まれていた帝国の繁栄を明らかにしました。

英語版 1964年 2月号より

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