カリスマ ドッグトレーナー、シーザー・ミランに聞いてみた

ナショジオ チャンネルの人気番組でおなじみ、飼い犬の問題を次々に解決するカリスマ ドッグトレーナー、シーザー・ミラン。犬を飼われている方なら、ご存じの人は多いでしょう。小社からも今年、DVD「解決! 子犬トラブル」「愛犬レスキュー」を発売したほか、この秋には新刊書籍を日本で出版します。同氏にインタビューを実施し、自身の犬との関わりから、犬を選ぶときや飼うときのアドバイスまで、日本の読者に向けたお話を存分に語ってくれました。その内容をご紹介します。

カリスマ ドッグトレーナー、シーザー・ミラン。Photograph by National Geographic Channels / Evelyn Hockstein
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――ドッグトレーナーを仕事にするようになったきっかけは何ですか。

 子どもの頃に暮らしていたメキシコで、テレビドラマ「名犬ラッシー」や「名犬リンチンチン」を見たのがきっかけです。当時一緒に過ごしていた犬たちは、群れで行動することはありましたが、ドラマに出てくる犬のように芸をすることはありませんでした。テレビの犬が芸をするのを見て、ハリウッドに行って世界一のドッグトレーナーになろうと決心したのです。

――思い出に残る犬のエピソードを一つ聞かせてください。

 2007年にジュニア(現在飼っている犬)を引き取ったときのことです。当時、飼っていた中型犬ピットブルのダディーはすでに年老いていて、じきに私の元を去っていくことがわかっていました。ある女性が飼っているピットブルが子犬を生んだと聞き、ダディーの後継を探すためその家を訪ねました。しかしダディーは、私が選んだ最初の数匹の子犬を拒絶しました。

 ようやくグレーと白のぶちの子犬に興味を示したので、その子犬を拾い上げ、ダディーのそばに座らせました。ダディーが子犬のにおいをかぐと、子犬もダディーのにおいをかぐのです。ダディーが歩いて去ろうとするとその子犬もあとに付いていきました。子犬は迷うことなく、自分の母親の元を離れていったのです。その瞬間、群れのリーダーの資質とは何かを理解できたように思います。このようにして私はジュニアと出会いました。ジュニアはダディーが私にくれた、かけがえのない贈り物なのです。

――子どもの頃はどんなふうに犬と関わっていたのですか。

 街中でも祖父の農場でも、私の周りには常に犬がいました。当時のメキシコでは街に多くの野良犬がいたので、私は自然と彼らに引き寄せられたのです。そうしたこともあり、私は「perrero(ドッグボーイ)」というあだ名で呼ばれていました。

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