写真集『wreath』(リース)、写真家とデザイナーに聞いてみた!

ブックデザイナー、宮坂淳さんにも聞いてみた! 「水があることを忘れて、中を歩いていけそうな気になります」

本書は、多くのベストセラーを手がけた人気のブックデザイナー、宮坂淳(みやさかあつし)さんにデザインしていただいています。続いては、宮坂さんに本書をデザインした感想をお聞きしました。

――本書をデザインされた感想をお聞かせください。

 水中写真は撮影する場所の状況も、持っていく機材も同じようなものだと思うのですが、写真家さんによってまったく違う作品に仕上がっています。それが面白いですね。「wreath」の場合は、海の中の風景がたくさん集められていることもあって、いろんな生き物が共存していることが伝わってきます。

――本をデザインするときにどんなことを考えているのですか。

 本を読んだ人の「読後感」を大事にしています。読み終わった後に、どんな気持ちになっているかということをイメージしながら、デザインするのです。本書は、この海への憧れを持ってもらいたいと思いながら、構成を考えました。最後の方には極上のリゾートを思わせる雰囲気も漂わせています。モルディブに行ってみたいな、と思ってくれたらうれしいですね。

――本書からお気に入りの一枚をあえて選ぶとすれば、どれでしょう。

 カバーの写真に採用されたソフトコーラルとキンギョハナダイの写真が好きです。入り込める風景というか、水があることを忘れて、中を歩いていけそうな気になってしまいます。あとは、後半に掲載したナポレオンフィッシュの写真も良いですね。こんなふうに間近に見ると、何か神秘的な気持ちになります。

ソフトコーラル、キンギョハナダイ
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宮坂淳さんのデザイン事務所「snowfall」のWebサイトはこちら

『wreath』

~美しい風景に囲まれて、心ゆくまでのんびり~
人気の水中写真家、鍵井靖章を育てた海。
たくさんの生き物たちが織りなす、
モルディブの海の中の美しい風景を、
独特の色彩と気持ちの良い構図でとらえた写真集です。

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