第58回 千葉で見つけたアフガニスタンの小さなオアシス

 アフガニスタンは血のつながりを大事にする。国内にはパシュトゥーン人、タジク人、ハザラ人などいくつかの民族がいるが、彼らはそのうちのハザラ人だそうで家系図をたどっていくとどこかでつながっているのだとムシャリフさんは言う。

「家族だから一緒の町に住んで助け合う。そして、仕事の後や休日はこの店でアフガニスタンの料理を食べるんですよ」

 この店は家族が集うオアシスだったのだ。そういえば、事故で来られなかった“家族”は大丈夫だっただろうか。ふと思い出しながら、彼らのテーブルに目をやるとみんなカブリを食べていた。よし、次はカブリを食べにこよう。店内を包むアフガニスタン音楽に身をゆだねながら、そう思った。

テレビからアフガニスタンなどの映像が流れる店内。ライブなどのイベントは不定期開催
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アリアンレストラン
千葉県四街道市大日357-1
電話:043-421-2020

中川明紀(なかがわ あき)

講談社で書籍、隔月誌、週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動をスタート。何事も経験がモットーで暇さえあれば国内外を歩いて回る。思い出の味はスリランカで現地の友人と出かけたピクニックのお弁当とおばあちゃんのお雑煮