第147回 芸術の秋!葉っぱに泡の塔を造ったのは誰?

カラフトモモブトハバチ(ハチ目:ハバチ亜目:コンボウハバチ科)の幼虫
A sawfly larva, Cimbex femoratus
葉の上で頭を保護するかのように丸まっている。ハバチの中では、比較的大きな幼虫で白樺の葉を食べる。ドーナツかカタツムリのようだ。
体長:約40 mm 撮影地:長野県、峰の原高原
[画像のクリックで拡大表示]
カラフトモモブトハバチ(ハチ目:ハバチ亜目:コンボウハバチ科)の幼虫
[画像のクリックで拡大表示]
おそらくオオコシアカハバチ(ハチ目:ハバチ亜目:ハバチ科)の幼虫
A sawfly larva, Siobla cf. ferox
キツリフネ(ツリフネソウ科)の葉の上に丸まっていた。黄色と黒の警戒色のようだ。黄色いトゲのような柔らかい突起がオモシロイ。ウミウシを連想させる。
体長:約25 mm 撮影地:長野県、峰の原高原
[画像のクリックで拡大表示]
シダハバチ亜科の1種の卵
Eggs of a selandriine sawfly
モンテベルデの自宅周辺で見つけたハバチの卵。卵の中で少しずつ幼虫が形成されていくのがわかる。最近見つけたエキサイティングな新発見の一つが、この卵に秘められている。ハバチ界で世界初となる生態を発表に向けて、観察や実験を始めたところだ。
大きさ:約2 mm 撮影地:モンテベルデ、コスタリカ
[画像のクリックで拡大表示]

書籍『ミラクル昆虫ワールド コスタリカ』 西田賢司

生物多様性の国コスタリカには、昆虫たちも驚くほどいっぱい。キラキラ輝く昆虫から、かわいい昆虫、不思議な姿の昆虫、奇妙な生活をする昆虫まで、探検昆虫学者、西田賢司さんが好奇心の目で見つけたコスタリカの魅力が満載です。

定価:1800円+税、128ページ、オールカラー

ナショジオストア アマゾン
西田賢司

西田賢司(にしだ けんじ)

1972年、大阪府生まれ。中学卒業後に米国へ渡り、大学で生物学を専攻する。1998年からコスタリカ大学で蝶や蛾の生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。著書に『わっ! ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)など。
本人のホームページはhttp://www.kenjinishida.net/jp/indexjp.html