南アフリカ クルーガー国立公園

南アフリカ最大の保護区で野生動物を堪能

子どもたちを連れて水飲み場に来た母ライオン。サファリで目にするもっとも心温まる光景のひとつだろう。(Photo:Michelle Sole/Shutterstock)
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 アフリカでサファリ(野生動物の狩猟や鑑賞を目的とした旅行)に参加したことがある人なら、ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、水牛が“ビッグファイブ”であることをご承知だろう。しかしなぜ、同じように大きな動物であるカバやキリンが含まれないのだろうか。理由は、ビッグファイブの狩りは大きな危険を伴うからだ。狩りだけでなく、撮影するために近づくときも注意を払わなくてはならない。

 クルーガー国立公園をオフロード車で回っている最中にゾウに遭遇すると、人は畏敬の念に打たれる。ここのゾウはアフリカゾウのなかでもっとも大きなゾウで、牙は3メートルもある。国立公園に数多く生息し、自由に繁殖することができる。

 クルーガー国立公園は、南アフリカで最大の、そしてもっとも古い保護区だ。1898年、まだアフリカで大型動物の狩りが倫理的に問題視されていなかった時代に、「サビサビ・ゲーム・リザーブ」が設けられた。その後、政府は環境意識を高めるキャンペーンを率先して行い、その結果サビサビを核に範囲は次第に広がり、1926年には国立公園に指定される運びとなった。

サビサビ保護区のレンジャーは、この土地と動物の習性を知り尽くしている。彼らのおかげで夜行性のヒョウを見ることもできる。(Photo:Courtesy of the Sabi Sabi Private Game Reserve)
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 国立公園に隣接して多くの私営リザーブがある。名称をあげると、クラセリー、ティンババティ、ソーニーブッシュ、マラマラ、サビサンド、そしてサビサビだ。これらが集まって世界最大の私営野生保護区を形成している。もっとも古いのがサビサビで、顧客からは「生涯最高のサファリを経験した」と30年間、評価され続けている。ここでは早朝と夜間に車でサファリに出かけられる。

 昼過ぎになったら、ウスバカゲロウ、ヒョウモンガメ、ハネジネズミ、ウシハタオリ、カブトムシなど“リトルファイブ”の小動物を歩いて見まわるサファリが楽しい。冒険に出ていない時はロッジで“野性的なラグジュアリー”を満喫できる。プールの脇でのアペリティフ(ここからキリンやアンテロープの水飲み場が見える)、火を囲んでグルメな夕食、心も体もリラックスするスパなどを楽しめる。

【見どころと滞在】
▼クルーガー国立公園は南アフリカの北東端、モザンビークとの国境沿いに広がっている。南アフリカで最大の保護区だ。
▼この国立公園に隣接して、クラセリー、ティンババティ、サビサビなど私営の保護区がいくつもある。
▼これら私営保護区の中でもっとも古いサビサビ保護区では、ライオンやヒョウ、ゾウなどの“ビッグファイブ”の動物を見ることができる。
[宿泊]Sabi Sabi Private Game Reserve

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