本書の内容

「好き」と「嫌い」は隣あわせ。
子供の頃に探検した屋根裏のように、ちょっと怖くて、何かいそうな暗闇にこそ面白い話が転がっているもの。

世界一深い洞窟、空飛ぶヘビ、パリの地下墓地、奥アマゾンの筏家屋、寄生虫サプリメント、古代の魚人剣闘士、砂漠の噛みつき王、宇宙エレベーター、そして離れてゆく月などなど――。世界の辺境を旅した作家が、地球の不思議をめぐって繰り広げる奇鬼驚嘆痛快エッセイ集。ナショジオの写真も収録。


主な収録内容

目次
  • なぜ「好き」で「嫌い」なのだろうか
  • 好きで嫌いな地底世界
  • 世の中真っ暗闇でもいいじゃあございませんか。
  • 世界のヒトはそこらにあるもので家をつくる。それでいいのだ。
  • 寄生虫は飲めばいいのか。食えばいいのか。
  • 肥満という名の快楽
  • 眠れない人、眠らない人
  • 人類は紀元前から格闘技が好きだった
  • なぜ真空で火花が散り、広場で魚人が笑うのか
  • 疲弊「水惑星」に漏水汚染警報
  • 草も動物も減少 かわりゆく遊牧民社会
  • 毒話
  • ボルネオではヘビも空中を飛んでいる
  • 噛みつく奴ら
  • 好きで嫌いなイソメ、ゴカイ類
  • 生き物のスピード競争
  • 小さくて大きな可能性をもつ群知能
  • なぜパンク頭の地球はダルマ型惑星になっていったのか
  • 宇宙からおっこちるような帰還

著者紹介

椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれ。作家。
『本の雑誌』編集長、写真家、映画監督としても活躍。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。『水域』『武装島田倉庫』などのSF作品、『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『ぼくがいま、死について思うこと』『孫物語』などの自伝的小説、『極北の狩人』『アイスランド 絶景と幸福の国へ』『水惑星の旅』『あやしい探検隊』シリーズなどの紀行、『全日本食えば食える図鑑』『ぼくは眠れない』『長さ一キロのアナコンダ』『地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。』などのエッセイ、『ONCE UPON A TIME』『五つの旅の物語』『雨の匂いのする夜に』などの写真集および写文集と、著書多数。公式インターネットミュージアムは「椎名誠 旅する文学館」。

著者ホームページ:http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/

文書のサンプル(画像クリックで拡大)

好きで嫌いな地底世界

宇宙からおっこちるような帰還

「噛みつく奴ら」

砂漠で最強のアゴを持つヒヨケムシ
2004年7月号「ヒヨケムシ」より

「ボルネオではヘビも空中を飛んでいる」

ボルネオのパラダイストビヘビ
2000年10月号「ボルネオの熱帯雨林 滑空する動物たち」より