本書の内容

生物多様性の国、中米コスタリカで、18年間もミラクルな昆虫と一緒に暮らしながら研究を続けている、探検昆虫学者・西田賢司。著者自ら撮影した絶妙な写真と文で、コスタリカの世にも奇妙で美しい昆虫たちを一挙紹介!

本書に掲載している昆虫写真のほとんどは、著者が撮影した「生きている昆虫」の姿を捉えています(昆虫の本の多くは「標本」を撮影した写真が大半です)。また、お子さんも楽しめるよう、難しい漢字には「ふりがな」を付けました。ブックデザインは寄藤文平さんです!

ナショナル ジオグラフィック日本版ウェブサイトの人気連載「コスタリカ昆虫中心生活」、待望の書籍化!

こんな不思議な昆虫たちを紹介

第1章 昆虫のデザイン博
◆世を忍ぶ仮の姿:トーテムポール虫/ガンダムの「ハロ」!/緑色した「トトロ」?/動く宝石グミ/葉の上を滑る糞?/アリの頭になぜ皿が?/ワニなのか フクロウなのか/地球外生物?参上!
◆透明マント:透明なゴキブリ/飛ぶと消える!/飛ぶと消える!!/スケスケスケルトン/スケスケなワーム
◆忍法 隠れ身の術!:擬態昆虫の王者!/新種の枯れ葉?!/コケの皮膚!/肉食の「葉っぱ」/わざと揺れる枯れ葉

第2章 昆虫の日常
◆オシャレな昆虫:金銀銅のコガネムシ/生きているから輝く!/ラメでオシャレ/ダニで着飾る/ワックスを噴き出す/リーゼントでキメる/ハロウィンカボチャ/ハートで着飾る/オシャレは下着から/青い宝石 虫バーに現る
◆昆虫の大好物:最重カブトのなる木/意外!ナスが人気/イチジクを支えるハチ/キノコ栽培(準備編)/キノコ栽培(栽培編)
◆愛の営み:鼻でマッサージ/母がつくるゆりかご

第3章 昆虫の秘密の活動
◆ミステリー?!:家政婦は見た?!/密室から消えた幼虫/死んでいるのか?/ハチかガか そこが問題/カマキリの真似?/傷ついた葉・西田/ゴリラからタヌキ?/ナナフシの七不思議
◆芸術肌・職人肌:昆虫の造形作品/花咲かじいさん?/アンテナ網を張る/抽象画の小さな巨匠

その他、西田式きれいな昆虫写真の撮り方、ハナグマ「ピソちゃん」や白いコウモリなどコスタリカに生息する昆虫以外の生きもの、昆虫と一緒に暮らす著者の日常なども掲載。

本書で紹介している昆虫たち(画像クリックで拡大)

コスタリカマップ&登場する生きもの(一部)

キノコを栽培するハキリアリ

飛ぶと消える!透明な翅をもつトンボマダラ

体長世界一のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトはリーゼントでキメる

著者が発見した新属新種のツノゼミ。学名の意味は「傷ついた葉・西田」

本書の昆虫たちもこうやって撮った! 西田式撮影法を伝授

著者紹介

西田賢司(探検昆虫学者)
1972年、大阪府松原市生まれ。中学卒業後、米国に渡り、大学で生物学を専攻する。1998年から中米のコスタリカ大学でチョウやガの生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさ、飼育や写真記録の上手さに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。
第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。NHK「ダーウィンが来た!生き物新伝説」「ホットスポット 最後の楽園 season2」、NTV「世界の果てまでイッテQ!」、TBS「世界ふしぎ発見!」、MBS「情熱大陸」などテレビ出演多数。著書に『わっ!ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)、『コスタリカの奇妙な虫図鑑』(洋泉社)など。2011年より、Webナショジオで「コスタリカ昆虫中心生活」を連載中。