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【ギャラリー】100年前の写真で見る世界の民族衣装、帽子をかぶる人々 写真45点(写真クリックでギャラリーページへ)

オランダ、ゼーラント州の伝統衣装を着た二人の女性と娘たち。プロテスタントの女性たちはこの写真のような白い貝型の帽子を、またローマ・カトリックの女性たちは四角い帽子をかぶることになっていた。(PHOTOGRAPH BY WILHELM TOBEIN, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

100年前の写真で見る世界の民族衣装、帽子をかぶる人々 写真45点

2018.06.20
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 帽子はごく小さな装身具ではあるが、単なる添え物ではない。帽子はそれをかぶる人の身分や地位を示すものであり、厳しい天候の中で生活するための必需品であり、さらには持ち物を収納し、運ぶための道具にもなる。ここでは、ナショナル ジオグラフィックの写真アーカイブから、世界各地の文化に根付いた帽子をかぶる人々の写真を紹介する。

 人間の帽子へのこだわりの歴史は数千年前に遡る。エジプト、テーベの墓所で見つかった最古の帽子の絵には、円錐形の麦わら帽をかぶった人々が描かれている。また5300年前の男性のミイラ「アイスマン(愛称エッツィ)」は、衣服のほか、あご紐が付いた熊の毛皮の帽子をかぶった状態で見つかっている。(参考記事:「アイスマンの衣類に使われた動物を特定」

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フランス、レ・サーブル=ドロンヌの女性。白い布でバラをかたどった背の高い帽子をかぶっている。(PHOTOGRAPH BY JULES GERVAIS COURTELLEMONT, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

 実用面での帽子の役割としては、防寒、物入れ、日よけ、風よけなどさまざまなものがある。また王族の結婚式に出席する女性が正式なドレスコードの一環として着用が求められるなど、ファッションを通じた立場の表明という役割も見逃せない。(参考記事:「100年前の写真で見る世界の婚礼衣装17選」

 しかしながら、帽子のもっとも大きな役割は文化的なものだ。帽子は特定の文化やコミュニティとの絆として機能する。

 たとえばボリビア先住民の女性たちの伝統衣装は山高帽とレイヤードスカートだが、かつてはその特徴的な服装が、差別のターゲットとされる原因にもなっていた。現代の若い世代は、この伝統衣装を誇りを持って身に着けており、彼女たちの着こなしはファッションの流行にも影響を与えるようになっている。(参考記事:「ボリビア、伝統衣装まとう女性たちの肖像10点」

 今回紹介するナショジオのアーカイブの写真を見れば、文化における帽子の重要性を実感できるだろう。

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羽根、花、金色の飾り房がついた帽子を頭に乗せたオーストリア、ツィラタールの男性。(PHOTOGRAPH BY HANS HILDEBRAND, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

文=HEATHER BRADY/訳=北村京子

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