写真賞2015 受賞作品発表

2016.01.29
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「88歳の現役医師」 八木 豪彦(埼玉県所沢市)
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身近なテーマを追った作品がグランプリに!

 第4回を迎えた「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞」。今年は、ネイチャーとピープルの両部門を合わせて286人の応募者が、合計699点(単写真546点、組写真153点)の作品で挑んだ。これは前年を上回る点数だ。

 写真家の野町和嘉氏と中村征夫氏、そして日本版編集長の大塚茂夫による審査の結果、グランプリおよび、部門ごとに最優秀賞と優秀賞が選出された。

 グランプリに輝いたのは、医師として働く祖父の日常を記録した、八木豪彦さんの作品。八木さんは、2013年もピープル部門で優秀賞を獲得しており、その受賞をステップに、今回、最高の栄冠を手にした。八木さんには、記念の盾と賞金100万円、副賞のほか、米国ニューヨーク市で個展を開催するチャンスが与えられる。

審査員講評

野町 和嘉(写真家)
 昨年に続いて、人をテーマにした作品をグランプリに選ぶことができた。「88歳の現役医師」は作者の祖父の仕事ぶりを淡々と撮影した組写真であるが、どの一枚にも、敬愛といたわりの眼差しが注がれていて味わい深い作品になっている。しっとりと階調のあるモノクロプリントが素晴らしい。ピープル部門最優秀賞「Shipyard」はよく取り上げられるテーマではあるが、礼拝の場面がストーリーの幅を広げている点を評価した。

中村 征夫(写真家)
 昨年より応募点数が増え、ネイチャー部門も力作が多かった。なかでも最優秀賞の「カラスハエトリ」は、被写体に肉薄し、自然のどう猛さや生き物の精緻さがよく表現されている。グランプリの「88歳の現役医師」は、日常の断片をとらえた、とても完成された作品だ。一方、ピープル、ネイチャー部門ともに、組写真では説明調の作品が目立つのが気になった。来年は日本に目を向けた作品が増えることに期待する。

大塚 茂夫(日本版編集長)
 八木豪彦さんの作品からは、被写体であるご自身のおじいさんをじっくり観察し、敬意を込めてシャッターを押す姿が伝わってきた。4点の構成もメリハリがあり、老医師の日常をよく物語っている。海外の事物をテーマにした応募作品が多いなか、自分の身近にも記録すべき大切なものがあると改めて教えてくれる。ネイチャー部門最優秀賞の坂本昇久さんの作品は、生物の非情な営みを美しく思わせるほどに完成度が高い。

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日経ナショナル ジオグラフィック写真賞 2015 賞金・賞品

●グランプリ 賞金100万円

グランプリ受賞者個展を、Foto-Care Gallery(米国・ニューヨーク市)にて行う予定です。
副賞:キヤノン/ EOS 5Ds、EF24-70mm F4L IS USM
マンフロット/ Gitzo マウンテニア三脚
サンディスク/ エクストリーム プロSDXC UHS-Iカード 64GB もしくはエクストリーム プロ コンパクトフラッシュカード 32GBとイメージメイト オールインワン USB3.0 リーダー/ライターをセットで

●最優秀賞 賞金10万円

副賞:キヤノン/ EOS 5D Mark III、 EF24-70mm F4L IS USM
マンフロット/ ナショナル ジオグラフィック 中型メッセンジャーバッグ NG 2476
サンディスク/ エクストリーム プロ SDHC UHS-Iカード 32GB

●優秀賞

副賞:キヤノン/ EOS 7D Mark II、EF24-70mm F4L IS USM
サンディスク/ エクストリーム SDHC UHS-I カード 16GB

特別協賛:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

協賛:
マンフロット株式会社、サンディスク株式会社、
東急リバブル株式会社、凸版印刷株式会社

後援:
公益社団法人日本写真家協会、日本自然科学写真協会、
日本旅行写真家協会、WWFジャパン、日本野鳥の会、
NPO法人フォトカルチャー倶楽部、クラブツーリズム株式会社

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