写真賞2016 受賞作品発表

2017.01.27
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「 儚(はかな)くも、逞(たくま)しく生きる小さな生き物たちの世界」峯水 亮(静岡県清水町)
[画像のクリックで拡大表示]

受賞作品フォトギャラリー →

水中写真から初のグランプリ!

 第5回を迎えた「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞」。今年はネイチャーとピープルの両部門で合わせて315人の応募者が、合計597点(単写真436点、組写真161点)の作品で挑んだ。

 写真家の野町和嘉氏と中村征夫氏、日本版編集長の大塚茂夫による審査の結果、知られざる美しい海中プランクトンの姿をとらえた峯水亮さんの作品がグランプリに輝いた。ほか、部門ごとに最優秀賞、優秀賞の各賞が選出された。

審査員講評

野町 和嘉(写真家)
 グランプリは、優れた力量と経験、観察力に裏打ちされたまさにプロの作品。ネイチャー写真の深みに到達している。今回初めて水中写真をグランプリに選出できたのも収穫だ。ピープル部門最優秀賞はこだわりが生み出した美しい作品で、働く男たちに対する共感や憧憬を感じさせる。全体的に単写真では力強い作品が少なく、組写真では構成の仕方に不満が残った。組むときには試行錯誤して、写真を絞り込んでほしい。

中村 征夫(写真家)
 ネイチャー部門から選出されたグランプリは、独自の手法で「水中の浮遊生物」をとらえた労作だ。美しく神秘的で、水中写真の無限の可能性に気づかせてくれる。夜の海には人知れずこのような魅力的な生物がいたのかと驚かされる。両部門の審査で感じたのは、見慣れた写真が多いのと、組写真で説明調の構成が多過ぎるという点だ。無理に5枚組にする必要はなく、点数を減らすか、単写真に懸ける意気込みも欲しいところだ。

大塚 茂夫(日本版編集長)
 グランプリに輝いた小さな海中生物たちの作品にはひと目で引き込まれた。生き物たちの神秘的な姿はずっと見ていても飽きない。さらにうれしいのは、これらの写真が国内で撮影されたことだ。私たちのすぐ近くにも、私たちを驚かせてくれる世界がある――そんなことを改めて教えてくれる。両部門に言えることだが、組写真では写真の選定や構成に雑な印象を覚えるものが多かった。見る側を意識した作品づくりを期待する。

受賞作品フォトギャラリー →

日経ナショナル ジオグラフィック写真賞 2016 賞金・賞品

●グランプリ 賞金100万円

グランプリ受賞者個展を、Foto-Care Gallery(米国ニューヨーク市)にて行う予定です。
副賞:キヤノン/ EOS 5Ds、EF24-70mm F4L IS USM
マンフロット/ Gitzo マウンテニア三脚
サンディスク/ エクストリーム プロSDXC UHS-Iカード 64GB もしくはエクストリーム プロ コンパクトフラッシュカード 32GBとイメージメイト オールインワン USB3.0 リーダー/ライターをセットで

●最優秀賞 賞金10万円

副賞:キヤノン/ EOS 5D Mark Ⅳ、 EF24-70mm F4L IS USM
マンフロット/ ナショナル ジオグラフィック 中型メッセンジャーバッグ NG 2476
サンディスク/ エクストリーム プロ SDHC UHS-Iカード 32GB

●優秀賞

副賞:キヤノン/ EOS 7D Mark II、EF24-70mm F4L IS USM
サンディスク/ エクストリーム SDHC UHS-I カード 16GB

特別協賛:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

協賛:
マンフロット株式会社、サンディスク株式会社、
東急リバブル株式会社、凸版印刷株式会社

後援:
公益社団法人日本写真家協会、日本自然科学写真協会、
日本旅行写真家協会、WWFジャパン、日本野鳥の会、
NPO法人フォトカルチャー倶楽部、クラブツーリズム株式会社

受賞作品フォトギャラリー →

フォト アカデミー 第3回 写真集『わび』について語る 受講者募集中

  • このエントリーをはてなブックマークに追加