【動画】ヒョウの共食いを撮影、縄張り争いか

タンザニアのセレンゲティ国立公園、とても珍しく、恐ろしい光景

2018.02.05
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【参考ギャラリー】弱肉強食のフォトギャラリー 写真13点
厳しい環境を生き抜こうと奮闘する捕食動物たちの写真13点をご紹介。

共食いの一部始終

 ガイドは、死んだヒョウの様子を見て、おそらくもう1頭のヒョウが殺して木の上に運んだのだろうと言った。ヒョウは、仕留めた獲物を他の動物から守るために、よくこのような戦略を使う。(参考記事:「【動画】アナグマが子ウシを埋葬? 行動を初めて記録」

 一行が見守る中、ヒョウは木に登って死骸の位置を変えると、それを食べ始めた。結局、そのヒョウは1時間半ほどかけて食事をしたあと、木から降りて日なたぼっこをし、毛づくろいをしてから近くの洞窟の中へ消えていった。

「ヒョウがもう1頭のヒョウを食べるのを見ているあいだ、時間はあっという間にすぎました」とハーベイ氏は振り返る。

 ルーク・ハンター氏は、世界規模で野生のネコ科動物の保護活動を行っている「パンセラ」という団体で代表を務めている。そのハンター氏も、ハーベイ氏が目撃したのは珍しい出来事だと認める。死んだヒョウは、年長のヒョウの縄張りに踏み込んだため、殺されることになったと考えられる。

 ハンター氏は次のように説明する。「おそらく、食べていた側のヒョウは縄張りの主で、若いヒョウが縄張りにいるのを見つけたのでしょう。若いヒョウは親離れをしたばかりで、自分の縄張りを探していたのだと思われます。若いオスは、縄張りの主から攻撃されることがあります。今回のように、若い侵入者が殺されてしまうこともあるのです」(参考記事:「【動画】衝撃、子グマを食べるホッキョクグマ」

次ページ:ヒョウの共食いの目撃例

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