あなたの知らない驚きのワシとタカ 写真19点

とっておきの写真を紹介、毎年1月10日は「ワシタカを救う日」

2018.01.22
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ギャラリー:あなたの知らない驚きのワシとタカ 写真19点(写真クリックでギャラリーページへ)
美しい羽根を見せるクロクマタカ(black hawk-eagle, Spizaetus tyrannus)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)

 たくましく、凜々しく、そして独立心が強い。ハクトウワシが米国の国鳥に選ばれたのはそのためだ。しかし、国章の原案には、別のワシが使われていた。欧州南東部やアジアで見られるカタシロワシだった。

 ワシやタカなどの猛禽のうち、比較的大きなものをさす英語の「eagle」の仲間は、世界で60種を超える。南極を除くすべての大陸に分布しているが、北米に生息するのはハクトウワシとイヌワシだけだ。ちなみに、イヌワシはメキシコの国鳥である。

 すべてのワシやタカが国鳥になっているわけではなく、絶滅の危機に見舞われている種は多い。

 欧州の南西にあるイベリア半島に生息するイベリアカタシロワシと、ロシアやアジアの一部に生息するオオワシは、どちらも国際自然保護連合(IUCN)によって危急種(vulnerable)に指定されている。現在、地球に残されたオオワシは5000羽に満たず、その数は農薬、魚の乱獲、開発などによって減り続けている。

 ハクトウワシも含め、世界中のワシたちは、鉛弾でしとめられた動物を食べて死ぬ脅威にもさらされている。

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欧州のイベリア半島に生息するイベリアカタシロワシ(Spanish imperial eagle, Aquila adalberti)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)

 とはいえ、すべてのワシが危機的な状況にあるわけではない。DDT農薬やPCBなどの工業用化学物質が禁止されてから、欧州のオジロワシの数は回復した。現在、野生のオジロワシは2万4000羽を超えており、他の稀少な鳥の脅威になる可能性まで出てきている。

 多くのワシやタカは、非常に力が強く、狩りがうまい。アフリカでもっとも力が強い猛禽類と言われるカンムリクマタカは、体が自分の4倍以上も大きな動物を殺せる。南米に生息するオウギワシは、12センチほどの湾曲したうしろ爪をもっている。これはハイイログマ(グリズリー)の爪よりも大きい。

 毎年1月10日は「ワシタカを救う日(Save the Eagles Day)」だ。これを記念して、とっておきのワシやタカの写真を掲載しよう。あなたが見たこともなければ、聞いたこともない種類がいるに違いない。

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カメラをじっと見つめるダルマワシ(Bateleur eagle, Terathopius ecaudatus)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)

文=Austa Somvichian-Clausen /訳=鈴木和博

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