【動画】氷の下を漂う驚異の生命、グリーンランド

凍った海の下に、驚くほど多様な生き物たちが暮らしている

2017.07.11
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ここはグリーンランドの沿岸にあるタシーラクという町。見渡すかぎり凍結した海の表面に動くものはなく、しんと静まりかえっている。-2℃という環境に、見たところ生命の兆候はない。

 しかし、氷の下の冷たい海には、活気に満ちた生態系がある。このほど、オーストリアの水中映像作家アレクサンダー・ベネディク氏が、その撮影に成功した。

 映像には、透明なクラゲやナナフシに似た甲殻類のワレカラ、白いウミウシなど、北の冷たい海に生きる生物たちの賑やかな世界がとらえられている。(参考記事:「南極 氷の下の優美な別世界」

 冷たい海には豊かな生命が育まれているものの、それらを間近に見られる深さまでダイビングできる人は多くない。グリーンランドでダイビングをするためには資格が必要で、過去1年以内にドライスーツでのダイビング経験がなければならない。(参考記事:「美しくも切ない、沖縄の白化現象の記録」

 42歳のベネディク氏は1998年にダイビングを始め、2008年から水中映像を撮影している。彼が経営するグローバル・ダイビング・メディア社は、50回以上の深海ダイビングで撮影した映像で知られる。

文=Hannah Lang/訳=三枝小夜子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加