【動画】パンダの野生復帰に成功、元気な姿を公開

中国で2013年に野生に返されたメスのパンダ、5歳まで成長

2017.04.24
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野生に放す試みが大成功

 CCTVが最近公開した動画に映っているのは、5歳になったヂャンシアンだ。冶勒自然保護区で、オスのパンダがマーキングした木のにおいを嗅いでいる。

「パンダは単独行動を好む動物です。そのため、木に放尿するのはコミュニケーションの手段なのです。ちょっと不作法な“メッセージの投稿”といったところでしょう」とロークス氏は説明する。

 メスのパンダの行動範囲はある程度決まっている。季節によって移動するので、時々ほかのパンダと遭遇することがある。また、パンダの主食となる笹が十分に見つからない場合は、食べ物を探しに遠くまで出かける。他にも、新たな行動範囲を決めたり、交配相手を探したりするために遠出することがある。(参考記事:「パンダ繁殖、自分で選んだ相手なら出産率が向上」

 CCTVの動画には、成都近郊にある中国パンダ保護研究センターの責任者、ヂャン・ホーミン氏が登場する。ヂャン氏によると、冶勒自然保護区にはパンダに必要な水、笹、大きな木が豊富にあるという。(参考記事:「パンダが竹を食べる謎を解明」

「ヂャンシアンがこの場所を選んだことから、野生の生態系に完全に適応していることがわかります」

 四川省野生動物資源調査保護管理局のグ・シャオドン氏も、「パンダを野生に返す試みにおいて、画期的なことです」と、動画の中で話している。

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【関連動画】パンダの学校:パンダの子を調教する動物園を取材した。(解説は英語です)
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