宇宙から見た地球と雲の最新鮮明画像9点

先端カメラ搭載、次世代気象衛星GOES-16による初画像

2017.01.31
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2016年11月に打ち上げられた米国のGOES-16は、気象衛星技術の粋を集めた次世代衛星だ。GOES-16が1月15日に撮影したこの写真では、地球の向こうに月が写っている。(PHOTOGRAPH BY NASA)
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 米国の次世代気象衛星GOES-16が撮影した鮮明な地球の写真の数々が公開された。GOES-16は米海洋大気局(NOAA)が運用している一連の地球観測衛星の最新版。2016年11月に打ち上げられ、現在、高度約3万5800kmの軌道から地球を観測している。

 1月23日、GOES-16衛星は、地球と大気を鮮明にとらえられる撮像装置ABI(Advanced Baseline Imager)を使って撮影した最初の画像を送ってきた。「想像以上に優秀」と、NOAAの衛星プログラム責任者スティーブ・グッドマン氏は語る。(参考記事:「息をのむほど美しいISSからの10枚の写真」

 GOES-16の撮像装置は、これまでのGOES衛星の4倍の分解能を誇り、半球全体を鮮明に見ることができる。スピードも大幅に向上していて、米国全土を5分ごと、半球全体を15分ごとに撮影できる。(参考記事:「気象衛星GOES-13がとらえたハリケーン「サンディ」」

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 グッドマン氏によると、GOES-16はほかにも、雷などの発光現象を検知できるGLM(Geostationary Lightning Mapper)というまったく新しい観測装置や、これまでより感度が高い宇宙気象観測装置を搭載しているという。

 科学者たちは、衛星で収集した画像やその他の情報を利用して、気象を監視し、予想し、警報を出す能力を向上させることができる。対象はハリケーンや局所的な嵐のほか、火災、砂嵐、火山噴火の追跡なども含まれる。

 グッドマン氏は言う。「GOES-16の観測装置の1つ1つが、よりタイムリーで正確な情報を集めることで、より早い段階で、より正確に、気象を予想したり警報を出したりすることが可能になるのです」(参考記事:「【動画】宇宙から見た地球の1年、NASAが公開」

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