珍しい犬「ヤブイヌ」を撮影、コスタリカで初

森の穴にひっそり暮らす犬、パナマ以北で初めて確認

2017.12.08
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コスタリカのタラマンカ山脈に仕掛けられたカメラトラップには、珍しいヤブイヌの姿が写っていた。(PHOTOGRAPH COURTESY OF JOSÉ F. GONZÁLEZ-MAYA, DIEGO A. GÓMEZ-HOYOS, AND JAN SCHIPPER)
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 生物学者のジャン・シッパー氏は、ジャガーが写っていないかと期待しつつ、コスタリカのタラマンカ山脈に仕掛けたカメラトラップ(自動撮影装置)の粗い写真を調べていた。(参考記事:「中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬」「ジャガーがワニをとらえた決定的瞬間、15秒の早業」

 しかし、ジャガーではない動物が写っていて仰天した。それはずんぐりした小型の希少肉食動物で、コスタリカに生息していることすら知られていないものだった。

 その動物、ヤブイヌ(Speothos venaticus)の写真がパナマより北で撮影されたのは初めてだ。また、海抜約1500メートルと、ヤブイヌの目撃例の中では最も標高が高い場所でもあった。

 米国のフェニックス動物園で自然保護の研究をしているシッパー氏は、「何かとても珍しいものを見つけたいとずっと頑張ってきたので、ついに写真を撮れたときは、まるでお祭り騒ぎでした」と言う。

 ヤブイヌはイエネコほどの大きさで、ブラジル南部からパナマにかけての森林に生息している。コスタリカでも目撃情報はあったものの、生息が確認できるほどはっきりとしたものではなかったという。(参考記事:「アマゾンの希少動物――ヤブイヌ」

ヤブイヌ。米ジョージア州アトランタ動物園で撮影。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)
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 今回のカメラトラップから得られたデータは、ヤブイヌの謎を解明する助けとなるはずだ。ヤブイヌは夜行性であり、追跡したり写真に収めたりするのは非常に難しい。

「この地域には12年間カメラを仕掛けていますが、ヤブイヌの姿をとらえたのはこれが初めてです」

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