100万年前のハイエナの糞の山を発見

生息環境やほかの動植物についても明らかになるかもしれない

2017.07.07
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タンザニアのンドゥトゥ湖の近くで目撃されたブチハイエナ。(PHOTOGRAPH BY RALPH LEE HOPKINS, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)
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 スペインの2カ所の人類遺跡を発掘中に、100万年前のハイエナの糞の山が発見され、考古学者たちを驚かせている。しかし、これはすばらしい発見だ。

 ハイエナは獲物の骨まで食べ尽くす肉食動物だが、縄張りの中の糞場と呼ばれる決まった場所で排泄することで、身の周りを清潔に保ちつつ、自分の縄張りを主張している。(参考記事:「動物大図鑑 ブチハイエナ」

 ハイエナの糞の化石(糞石)には、骨の破片、菌類、草や木の花粉などが入っている。こうした内容物は、糞石の大きさや質感とともに、遺跡が当時どのような環境にあったのかを知るための手がかりとなる。

ケニアのマサイマラ国立保護区で暮らすブチハイエナの群れの巣穴。(PHOTOGRAPH BY SUZI ESZTERHAS, MINDEN PICTURES, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)
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 アルゼンチン、ベルナルディーノ・リバダビア国立自然科学博物館の古生物学者マルティン・エスクラ氏は、今回の研究には参加していないが、糞石の外見から、当時その土地が湿潤だったか乾燥していたかがわかると言う。

「糞石の表面に、乾燥によるひび割れが見られることがあります。これは、糞が乾いた環境にあったことを意味します。けれども今回発見された糞石のほとんどはひび割れがなく、中から発見された花粉の種類と考え合わせると、湿潤な環境だったようです」

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2015年、バランク・デ・ラ・ボエーリャの発掘現場。(PHOTOGRAPH BY DR. ANDREU OLLÉ, IPHES)
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