【動画】ペンギンの夫と愛人の熾烈な戦い

ペンギンのつがいが破局する意外な理由

2016.11.09
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ペンギンの間男:帰宅した「夫」が、「妻」が愛人といるのを発見し、戦いが勃発した。

 夫が帰ると、妻が別の男といた。激昂した夫は、男に攻撃を始める。2人の男には、悲劇が待っていた――。

 人間ではなく、ペンギンの話である。11月4日、2羽のオスペンギンによる熾烈なバトルを収めた「Nat Geo Wild」の動画が拡散し、話題となった。

 ペンギンはパートナーへの貞節を守ることで有名だ。平均72%のペンギンが、前年と同じパートナーのもとに戻る。これは通常、「営巣地忠実性」(nest site fidelity)と呼ばれる性質によるものだ。繁殖期になるとオスは前年と同じ巣に帰る。メスも戻ることを期待しつつだ。(参考記事:「ペンギンのカップル、南極大陸」

 数種のペンギンでは、10月後半に3週間の短い繁殖期が始まる。この期間、オスもメスも一緒に巣に戻ることを望むが、いつもうまくいくわけではない。(参考記事:「ペンギン繁殖地、今世紀中に最大60%が不適に」

 鳥類飼養家のローラ・ドレイ氏は「ペンギンにも破局はあります。しかしその理由は、巣作りに起因することが多いのです」と説明している。

 メスの後に巣に戻ったつがいのオスが、パートナーの心変わりを知ることもある。ただし、ペンギンがパートナーを変更する最大の要因は「死別」で、相手がいるのに「離婚」するのは変更要因の2番目、26%を占めるのみだ。

 予測できないような例もある。メスペンギンが、巣の材料となる石と引き換えに、オスペンギンに自分の身を差し出す行動が確認されているのだ。

 この行動をとるメスがターゲットにするのは、たいてい独身のオス。そうすれば、ほかのメスから攻撃を受けずにすむ。そして、このメスは時に代償を支払わない。新しいオスとの交尾を完遂せずに、求愛によって得た石を持って、巣に走って逃げるのだ。

 ペンギンの男女の世界には、複雑な社会構造が関係している。一歩間違えると、血を見ることになる。(参考記事:「フォトギャラリー:みんな大好き!ペンギン写真」

文=Delaney Chambers/訳=堀込泰三

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