オーランド銃撃事件を世界が追悼、写真11点

米フロリダ州のナイトクラブで起こった乱射事件に、海外から届いた追悼と結束の証

2016.06.15
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米ニューヨークにあるストーンウォール・インの前に集まった人々。1969年、LGBT権利獲得運動の転機となった暴動が起こった場所である。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN LANE, EPA)
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 毎年6月には、世界各地でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のパレードやその他の関連行事が催される。ところが今年はそのお祭りムードが一転、米フロリダ州オーランドのゲイナイトクラブで50人の死者、53人の負傷者を出した銃撃事件が発生し、人々は深い悲しみに包まれている。

 これは米国史上最大の銃乱射事件であり、2001年9月11日の同時多発テロ以降、米国内で起こった最悪のテロ行為となった。

ストーンウォール・インの前で抱き合うカップル。オーランドで50人の死者、53人の負傷者を出した銃撃事件の犠牲者を追悼するため、花が供えられている。(PHOTOGRAPH BY BRYAN R. SMITH, GETTY IMAGES)
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 事件を受けて、米国内の都市だけでなく、遠くイスラエル、チリ、そして昨年テロの被害を受けたフランスなど、世界各地で犠牲者を追悼する集会が開かれた。

 ニューヨーク市マンハッタンにあるゲイバー、ストーンウォール・インでも、6月12日の日曜日、犠牲者を悼む人々が集まった。ストーンウォール・インは47年前の6月、同性愛者を標的にした警察の踏み込み捜査が入ったことから暴動が起こり、現代の同性愛者権利獲得運動の原点となった場所として有名である。(参考記事:「同性愛行為が犯罪となる国々」

 LGBTのコミュニティーや個人に対する暴力と差別は、今に始まったことではない。しかしそれと同じだけ、公平な権利と文化的寛容を求める強い思いもまた、長く生き続けている。12日に世界各地で開かれた追悼集会が、それを物語っている。(参考記事:「ISに迫害されるイラクの少数派」

イスラエルのテルアビブで、ろうそくに火をつけオーランドの事件に対する結束を示す人々。(PHOTOGRAPH BY ODED BALILTY, ASSOCIATED PRESS)
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オーランドの犠牲者を悼んで、テルアビブをはじめ世界各地で集会が開かれた。(PHOTOGRAPH BY ODED BALILTY, ASSOCIATED PRESS)
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12日、LGBTの象徴である虹色にライトアップされたテルアビブ市庁舎。(PHOTOGRAPH BY ODED BALILTY, ASSOCIATED PRESS)
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オーランド事件の犯人は、過激派組織「イスラム国」(IS)への忠誠を誓っていたと言われている。昨年11月にテロ攻撃を受けたパリでは、今も通りに花が手向けられている。オーランドへの結束を示すために集まった人々。(PHOTOGRAPH BY GEOFFROY VAN DER HASSELT, AFP, GETTY IMAGES)
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12日、スペインのマドリードで、虹色の旗の上に置かれたろうそくに火をともす男性。(PHOTOGRAPH BY FRANCISCO SECO, ASSOCIATED PRESS)
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ニューヨークで1969年に起こった「ストーンウォールの反乱」を記念して、同性愛者運動の行事の多くは6月に行われる。ストーンウォール・インの前で、オーランドの犠牲者を追悼するために人々が集まった。(PHOTOGRAPH BY MANDEL MGAN, AFP, GETTY IMAGES)
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12日、チリのサンチアゴにある米大使館の前で開かれた追悼集会で、ろうそくを持つ2人の女性。(PHOTOGRAPH BY ESTEBAN FELIX, ASSOCIATED PRESS)
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マンハッタンにあるストーンウォール・インの前に集まった人々。バラク・オバマ大統領は、LGBT権利運動の象徴として、ストーンウォール・インの建物を国定記念物に指定とすると見られている。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN LANE, EPA)
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オーランド銃撃事件を受けて、虹色にライトアップされたニューヨークのワン・ワールド・トレードセンターのビル。(PHOTOGRAPH BY BRYAN R. SMITH, AFP, GETTY IMAGES)
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文=National Geographic Staff/訳=ルーバー荒井ハンナ

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