ナイアガラの滝から水が消えたら?

米国側のアメリカ滝が47年ぶりに裸にされるかもしれない

2016.02.01
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1969年、ナイアガラの滝から水が消えて、地肌がむき出しになった。
(PHOTOGRAPH COURTESY NIAGARA FALLS ONTARIO PUBLIC LIBRARY)
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 米国とカナダの国境に位置し、北米大陸有数の流水量を誇るナイアガラの滝。世界的に有名なこの滝の水が、近い将来、ほとんど消えてしまう可能性がある。米国ニューヨーク州公園管理局が提案している計画が認められると、米国側のアメリカ滝が一時的とはいえ、干上がってしまうのだ。

 同公園管理局の計画では、完成後115年たって老朽化した石橋を架け替えるために、今後2~3年以内に、アメリカ滝へ流れ込む水のルートが一時的に変更される。これによって滝から水が消えるが、ナイアガラの滝が干上がるのは初めてではない。(参考記事:「1920年、氷に覆われたナイアガラ」

 アメリカ滝は1969年の6~11月にも水を抜かれたことがある。米国陸軍工兵隊が浸食の具合を調査するためだった。そのときは、1秒当たり約22万リットルの水が、上流にあるホースシュー滝とロバート・モーゼス発電所へと迂回させられた。(参考記事:「大規模開発で脅かされるトゥルカナ湖」

 水がなくなっていた数カ月間、滝は世間の注目を集めた。

 「誰もが、滝の底がどうなっているのか知りたいですし、滝の地肌を見てみたいですからね」。ナイアガラフォールズ市の歴史家ミシェル・クラッツ氏は、地元のバッファロー・ニュース紙にそう語った。

 1969年に撮影された、干上がった滝の写真を見ていると、好奇心がもたげてくる。滝の激しい浸食作用を考えると、今回もし滝の水が消えたら、写真とは違った姿に出合える可能性がある。(参考記事:「干上がるアラル海」

文=Brian Clark Howard/訳=倉田真木

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