左右の色がくっきり異なるロブスターが見つかる

5000万匹に1匹しかいないってホント?

2015.07.15
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
半分オレンジで半分茶色のロブスター。メイン州スカボローで撮影。(PHOTOGRAPH BY YOON S. BYUN, PORTLAND PRESS HERALD/GETTY)
[画像のクリックで拡大表示]

 先週、左右の色が異なるロブスターが米国メイン州で見つかった。右半身がオレンジ、左半身が茶色にくっきり分かれている。5000万匹に1匹しかいない珍しいロブスターと言われているが、そんなに珍しいのだろうか?

 メイン大学ロブスター研究所の事務局長ロバート・C・ベイヤー氏によれば、「普通ではないですが、非常に珍しいとまでは言えません。毎年のように見ますから」とのことだ。

 この強烈な色合いのロブスターは、捕まえた漁師がメイン州スカボローのパインポイント漁業組合に寄贈した。

カラフルなロブスター

 ロブスター研究所の調べによると、さまざまな配色パターンのロブスターは一定の割合で出現し、今回の個体はその一例に過ぎないという。オレンジに茶色のまだら模様のロブスターは3000万匹に1匹、青いロブスターは200万匹の1匹の割合で現れる。

 ロブスターはたいてい焦げ茶色だが、実際には赤、青、黄の3色が混ざってそう見えるのだ。(参考記事:「キャリコ柄のロブスター、米メイン州」


【動画】ハンプトンで見つかったまだら模様のロブスター

 茹でる前からすでに真っ赤なロブスターも1000万匹に1匹程度いる。ベイヤー氏いわく、ドッキリをしかけるのが好きな人には最適なロブスターだそうだ。生きたまま皿に乗せ、食事に招かれた客が手を伸ばせば・・・。(参考記事:「茹でたロブスター? 豪でエビの新種」

 最も珍しいのはアルビノのロブスターで、その割合は1億分の1だ。「クリスタル」ロブスターとも呼ばれ、唯一、火を通しても赤くならない。(参考記事:「幻の白いバクの撮影に成功」

 奇妙な色になる原因はわかっていないが、おそらく一種の突然変異だと思われる。「メカニズムは解明されていないはずです」とベイヤー氏は話す。

 こうした色鮮やかなロブスターはレストランに飾られるほか、漁師から水族館に寄贈されることもある。今回捕まえられたロブスターは、メイン州立水族館に贈られる。

文=Greta Weber/訳=米井香織

  • このエントリーをはてなブックマークに追加