「UFO雲」が出現、その正体は?

南アで撮影された写真がインスタグラムで話題

2015.11.12
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Did you notice the UFO's flying over #capetown yesterday? 👽 Photo by @mijlof 📷

Instagram South Africaさん(@instagram_sa)が投稿した写真 -

 先週末、写真共有サービス「インスタグラム」に、昔の映画のエイリアン襲来を思わせるような写真が何枚も投稿された。南アフリカのケープタウンで撮影されたそれらの写真には、UFOに似た円盤形の不気味な雲が写っている。

 しかしこうした「UFO雲」は、決して恐れるべきものではない。

 気象学者が「レンズ雲」と呼ぶこれらの雲は、山や谷といった起伏の多い土地の上空で強く湿った風が吹いたときに形成される。風光明媚なケープタウンの街の周辺には、標高1066メートルのテーブルマウンテンをはじめ、まさにそうした条件にぴったりの地形が揃っている。(参考記事:「めずらしい大気現象ファイヤー・レインボー出現」

 先日来ネットで話題を呼んでいる写真に写っている雲は、その高さと形状から、レンズ状層積雲と呼ばれる。「レンズ雲」の英名「lenticular cloud」の「lenticular」は、「レンズのような」という意味のラテン語に由来し、やはりその形状に言及したものだ。(参考記事:「【動画】中国に「天空都市」出現、映像は本物?」

 レンズ雲は世界中さまざまな場所に現れ、過去にもそれに由来するUFOの目撃談は数多くあった。氷点下の薄い層状の雲の中で小規模の吹雪が起こったときに形成される「穴あき雲(ホールパンチ雲)」もまた、UFOに間違われることがある。(参考記事:「雲にできた巨大な穴、原因は潜熱」

 以下に並べたのは、インスタグラムに投稿されたUFO雲の写真たち。あなたにはこの雲が何に見えるだろうか。

Can someone explain this?! #cloudformation #ufo #capetown ☁️💭

SIXLOVE Artist Managementさん(@clairevanzyl)が投稿した写真 -

【フォトギャラリー】豪雨、竜巻、雷、台風…異常気象の衝撃写真13点

文=Brian Clark Howard/訳=北村京子

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