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日本の百年

- APRIL 2017 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

「続きは明日のお楽しみ」 戦後の紙芝居ブーム

 子どもたちが何十人も集まって、押すな押すなの大にぎわい。視線の先にあるのは紙芝居だ。ナショジオ所属の写真家、J・ベイラー・ロバーツが1949(昭和24)年頃に撮影した。


 街頭での紙芝居は昭和初期の日本で誕生。戦後のこの頃に第二の黄金期を迎え、全国で約5万人の紙芝居師がいたという。自転車でやって来る「紙芝居のおじさん」には失業者や戦地からの復員兵も多かった。拍子木を鳴らして人を集め、まず水あめやソース煎餅、酢イカや酢昆布といった駄菓子を販売。そこでようやくお待ちかねの紙芝居が始まる。演目は「黄金バット」のようなヒーローものや時代劇、怪談など幅広く、物語の佳境で「続きは明日のお楽しみ」と期待をあおった。


 紙芝居の大人気には、各種メディアの検閲に当たったGHQ(連合国軍総司令部)も驚いた。テレビなどの登場後、街頭紙芝居は急速に衰退したが、教育目的の紙芝居は現在も、図書館や保育の現場で広く親しまれている。


写真=J. BAYLOR ROBERTS/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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