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日本の百年

- FEBRUARY 2017 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

大名行列を飾った見事な尾

 高い止まり木の上から長い尾を垂らした尾長鶏。優美なたたずまいは「この雄鶏も、自分の尾を誇らしく思っているようだ」と見る者を感嘆させた。高知県原産といわれる尾長鶏は、日本の特別天然記念物。雄は尾羽の一部が抜けかわらず、長さが10メートル前後に及ぶこともある。その見事な尾羽は、土佐の藩主の行列を飾る毛槍(けやり)に用いられたという。


 日本でも古くから鶏は飼われていたが、卵や肉の食用が広く普及し、大量に流通するのは時代が下ってから。かつては主に時を告げる鳥として、また吉凶の占いや娯楽のための闘鶏用に飼われていたようだ。江戸時代に愛玩用の品種改良がさかんになり、声を楽しむ長鳴鶏(ながなきどり)や、姿を愛(め)でる尾長鶏など、固有の品種が数多く誕生した。


写真=W. ROBERT MOORE/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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