世間にあふれる「女の子らしさ」の定義に悩む米国の少女たちが今、等身大の自分を受け入れることの大切さに気づき、伝え始めた。

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ありのままの自分で 米国の少女たち

世間にあふれる「女の子らしさ」の定義に悩む米国の少女たちが今、等身大の自分を受け入れることの大切さに気づき、伝え始めた。

文=ティナ・ローゼンバーグ/写真=キトラ・カハナ

 アレクサンドラは22歳になる。自分とほかの女の子を比べるようになったのは、小学校に入った頃からだった。みんな自分よりかわいくて、やせていて、頭がいい。話もおもしろいし、周囲に好かれていると感じたのだ。

 そして高校に入ると、自分の容姿をそっくり変えたいと思い悩み、ついには自殺まで考えるようになった。「友人や家族が自分を愛してくれているのはわかっていました。頭は悪くないし、まだまだ可能性があることも。だけど、自分が嫌でたまらなかったんです」

自傷行為や摂食障害も

 アレクサンドラは自傷行為に走るようになった。十代の若者は、自分の感情に折り合いをつけようとして、あるいは自分を罰するために、自らを傷つけることがある。彼女はヘアアイロンを腕の内側に押し当てては、やけどの痕をブレスレットで隠すようになる。

 高校時代は、周囲に知られないように食事を抜いた。1日に3回食事をした日は、死にたくてたまらなくなったという。バレエのレッスンに励むアレクサンドラは、すでに十分やせていたのに、もっと細くなりたかった。

 アレクサンドラに限らず、女の子は誰もが鏡を見ながら成長していくが、時に世間一般の美の基準が、社会的圧力としてのしかかる。アレクサンドラが摂食障害で治療を受けたのは、17歳のときだった。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2017年1月号でどうぞ。

編集者から

 この特集の115ページに「きれいに修整された写真を見て、あんなふうになりたいとスーパーモデルが話していたわ」と引用されているモデルは、実は90年代に大旋風を巻き起こしたシンディー・クロフォードのこと。現在アラフィフの彼女。少し前に、妊娠線の痕やシミなどがあらわになった修整前の画像がSNSに流出し、ちょっとした話題になっていました。彼女も一般の女性のように、きれいになりたい願望はあるようです。ただ一方で、整形も何もしていない、子どもを2人産み育てたリアルな体には誇りをもっているようで、「女性を最も魅力的にするのは、自信よ」と、欠点を吹き飛ばす発言をして女性たちから賛同の声が続出したとか。
「ありのままで」は、少女だけでなく、特に女性には生涯ついてまわるテーマ。そんな背景も併せて、ぜひお読みください。(H.O.)

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