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世界では約10億人が日常的に屋外で用を足している。その結果、不衛生な環境で病気がまん延し、命を落とす人も多い。だが、問題はトイレの数が不足しているだけでなく、使いたいトイレがないことなのだ。

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きれいなトイレが世界を変える

世界では約10億人が日常的に屋外で用を足している。その結果、不衛生な環境で病気がまん延し、命を落とす人も多い。だが、問題はトイレの数が不足しているだけでなく、使いたいトイレがないことなのだ。

文=エリザベス・ロイト/写真=アンドレア・ブルース

 人類は誕生したときから屋外で用を足してきた。人口が少なく、大地が排泄物を分解・吸収できている間は問題なかった。

 しかし都市部に人口が集中するようになって、衛生状態が住民の健康に影響を与え、特に汚物との接触を避けることが重要であることがわかってきた。現在、屋外排泄は世界的に減少傾向にあるが、それでも9億5000万人近くが日常的に外で排泄していて、そのうち約5億6900万人がインドに住んでいる。

 2015年、国連は2030年までに屋外排泄を撲滅しようと呼びかけた。大きな目標だが、決して不可能な話ではない。たとえばベトナムは、数十年間で屋外排泄の慣習をほぼ完全になくすことができた。国連が掲げる「持続可能な開発目標」のうち、屋外排泄の撲滅は6番目に重要だと位置づけられている。

 これが実現すれば、世界の公衆衛生は劇的に改善するだろう。屋外排泄をなくすことはまた、貧困や飢餓の状況、ひいては教育環境も改善することになる。病気になって学校を休むことがなくなるし、清潔で安全なトイレがあれば、生理中の女子生徒も学校に通えるからだ。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2017年8月号(amazon)でどうぞ。

編集者から

 インドで妻たちが連れ立って屋外へ用を足しにいくのは、常に夫たちから監視される生活の、よき“息抜き”になるからなんだとか。一方、日本でトイレを息抜きの場にしているのは、世のおじさんたちかもしれません。狭い家の中で唯一独りになれる場所とよく聞きます。女性の私としては、なぜトイレで新聞を読めるのか、いまだ理解に苦しみますが、日本のトイレが美しく、便利に進化したのは、そんなウサギ小屋的お家事情があるからなのでしょうかね? (H.O.)

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