• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

フォトギャラリー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年8月号

メキシコ 虐殺事件の真相

  • 2011年、麻薬密売組織セタス・カルテルは、捜査当局に内通したと思われる構成員への報復として、北部にあるアエンデ市とその周辺の町を襲い、少なくとも60人を殺害した。祖先をたたえるメキシコの祝日「死者の日」には、街はいつにも増して悲しみに包まれる。
  • 凶行に及んだセタス・カルテルは、彼らの組織とは何の関係もない男女や子どもを拉致した。殺害された人々のなかには、友人とサッカーの試合を見に出かけていたエドガー・アビラもいた。写真に写っているのは、エドガーと妻、そして夫妻の娘だ。
  • セタス・カルテルは、通行人の目もはばからず、アエンデ市の住宅や商店を破壊した。事件当時、市長を務めていた男性は、当初は破壊行為が行われている証拠は認められないと報告していた。彼は今も向かい側の家で暮らしている。
  • 虐殺が始まっても、地元の警察は傍観していた。数年後、セタス・カルテルのリーダーたちが投獄されると、やはり襲撃を受けたピエドラス・ネグラス市では、警官をほぼ全員解雇して新たに採用。軍隊に共同パトロールを要請して、行政の信頼回復に努めた。
  • 犠牲者の多くは、ガルサ家が所有するアエンデ郊外の牧場に連れてこられた。セタス・カルテルは機材や飼料の保管所だったこの建物で、死体を焼いたといわれている。黒焦げになった床には、燃えかすや十字架、ベルトのバックルらしきものが散乱していた。
  • 麻薬とは何の関わりもない15歳になる息子を殺されたクラウディア・サンチェス。ついに息子の遺体は発見されず、代わりにルイス・ガルサの牧場の土と灰を入れた骨壺を手渡された。サンチェスはそれをこの納骨堂に安置している。
  • ピエドラス・ネグラスにある州立刑務所で練習をするマーチングバンド。事件当時、セタス・カルテルはこうした施設の多くを支配下に置いていた。囚人たちが当局に語った話では、セタスの構成員は顔パスで出入りし、何年もの間、隠れ家や処刑場として利用していたという。
  • コアウィラ州でのセタス・カルテルの勢力が衰えると、アエンデの夜に活気が戻ってきた。2016年の秋に催されたカウボーイたちがパレードをするイベント「カバルガータ」には数百人もの人々が集まり、夜にはロデオ大会が行われた。

フォトギャラリー一覧へ

最新号

ナショジオクイズ

200種類以上の植物を育み、太陽光発電の照明で辺りを照らす写真の「スーパーツリー」はどの国の名物?

  • インドネシア
  • マレーシア
  • シンガポール

答えを見る

ナショジオとつながる

週2回
配信

メールマガジン無料登録

メルマガ登録の詳細はこちら

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

広告をスキップ