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急成長を続けてきた中国だが、その代償が顕在化しつつある。母なる川である黄河も大きな傷を負っている。

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傷だらけの黄河

急成長を続けてきた中国だが、その代償が顕在化しつつある。母なる川である黄河も大きな傷を負っている。

写真・話=イアン・テー

 風景とは静的な空間であると考えがちだ。しかし、実は常に変わり続けていて、中国の華北平原では特にそうだといえる。皇帝が支配した時代から改革開放の現代まで、人々は自然を意のままにコントロールしようとしてきた。その苦闘の跡が風景には残っている。まさに過去の記録だ。

 華北平原には中国の人口と重工業が集中し、農地の約4割がある。しかし、ここで利用できる水は、中国全土の1割にも満たない。水の管理は統治の鍵である。そのための政策が中国の国土や国民に大きなインパクトを与えるのは言うまでもないが、国の広大さを考えた場合、ここで起きたことは地球全体に影響を及ぼすことになる。

 今回の撮影プロジェクトを通じて、黄河沿いに点在する文化的、歴史的に重要な場所を紹介し、この川がなぜ中国の経済力の源泉となっているかを伝えたい。数千年にわたって、黄河は中国の母なる川であり続けてきたし、現在も華北平原に暮らす約2億人を支えている。しかし、汚れた川は発展の負の側面を見せつける。物や金銭への私たちの欲望が自然環境を大きく傷つけていることを知ってほしい。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2017年7月号(amazon)でどうぞ。

編集者から

 イアン・テーが記録した黄河流域の写真を見ていて、半世紀ほど前の日本のことを考えました。高度経済成長の真っ只中で、環境より経済の発展が重んじられていた時代です。日本各地の自然が傷つき、悲鳴を上げていた時代。それによく似た状況が、今、中国で見られるのかもしれません。私たち人間は学ぶべき機会をなかなか活かせないようです。(S.O.)

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