“進化論の島”ガラパゴス諸島では、大規模なエルニーニョ現象といった気候変動の影が、生物に迫っている。

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適応か、絶滅か ガラパゴスの生物たちの運命

“進化論の島”ガラパゴス諸島では、大規模なエルニーニョ現象といった気候変動の影が、生物に迫っている。

文=クリストファー・ソロモン/写真=トマス・P・ペシャック

 ガラパゴスゾウガメやダーウィンフィンチ、ナスカカツオドリ、ウミイグアナなど、多くの生物が生息し、外界から隔絶されているようなガラパゴス諸島。

 だが、そんな島々も実際には現代生活の影響と無縁でなく、気候変動はこの地にも忍び寄っている。ガラパゴスは「気候変動に対して、生物たちがどのように反応するかを研究するうえで、格好の場所です」とウィットマンは言う。

 南米大陸から900キロほど離れたガラパゴスでは、かつて、自然は人間に邪魔されることなく、奔放に息づいていた。大陸からこの地に到達した生物の大半は死に絶えたが、生き延びたものはそれぞれの島の環境に適応し、独自の進化を遂げた。だが今、ガラパゴスでは単なる進化ではない、別の変化が生じている。

 地球が温暖化するなか、研究者たちはガラパゴスがこの先、どのような運命をたどるのかを解き明かそうとしている。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2017年6月号(amazon)でどうぞ。

編集者から

 ガラパゴス諸島は、生き物たちがどのように環境に適応し、長い時間を生き延びてきたかを教えてくれる場所です。そして今、気候変動が生き物たちにどのような影響を及ぼすかを教えてくれる場所にもなっています。トマス・P・ペシャックの写真は、彼らに忍び寄る影をあからさまに写し出しているわけではありません。しかし、彼の写真からは、生き物たちがじりじりと苦境に追いやられていく“予感”のようなものを感じることはできます。それは決して、ガラパゴスだけで感じられるものではないのだと思います。(S.O.)

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