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ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年6月号

鎧をまとった奇跡の恐竜化石

  • <b>世紀の大発見</b><br>約1億1000万年前、現在のカナダ西部に生息していたこの草食(植物食)恐竜は、氾濫した川にのみ込まれ、海まで流されて、堆積物に埋もれた。鎧(よろい)のように体を覆った装甲は細部まで美しく保存され、頭部にはタイル状の骨や化石化した皮膚が残る。
  • <b>パズルを組み合わせる</b><br>この恐竜は鎧竜のノドサウルス類の新種で、全長は5.5メートル、体重は1.3トンあった。研究者はその全身が化石化したとみているが、2011年に発見されたとき、無傷で発掘できたのは前の半分(鼻先から尻まで)だけだった。この標本は、これまで見つかったノドサウルス類の化石のなかで最良のものだ。<br><br>8枚の画像を組み合わせた<br>PHOTOGRAPHED AT ROYAL TYRRELL MUSEUM OF PALAEONTOLOGY,DRUMHELLER,ALBERTA(すべて)
  • <b>腐敗せずに残った装甲</b><br>鎧竜のトレードマークである装甲は、たいてい腐敗の初期段階でばらばらになってしまう。しかし、この恐竜の場合は例外だった。見事に保存されたこの装甲を研究することで、ノドサウルス類の外見や動き方に関する理解が深まるだろう。
  • 新種ノドサウルス類の想像図。
  • ロイヤル・ティレル博物館の技師マーク・ミッチェルが、今回発見された足の化石から、周囲の岩石を慎重に取り除く。彼の作業によって、この恐竜がもつ謎めいた特徴をじっくり研究できるようになった。
  • ノドサウルスの謎めいた特徴の一つが、小石のような塊だ。見つかった位置から考えると、恐竜が最後に食べた物の痕跡かもしれない。

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