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ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年5月号

エジプト初の革命家 アクエンアテン

  • ドイツの首都ベルリンの新博物館にあるアクエンアテンの胸像。紀元前14世紀には後継者によって顔の一部が削られ、第二次世界大戦中に移送された際にもダメージを受けた。
  • 2014年の大統領選挙の期間中、エジプトの首都カイロでは、出馬したアブドルファッターハ・エル=シシのお面が売られていた。クーデターを起こした元将軍のシシは、97%という驚異的な得票率で大統領に就任すると、カイロ東部の砂漠に新首都を建設すると発表。30兆円を超える大事業はアクエンアテンのアマルナ建設を思わせる。「あの時代と同じ。何も変わっていません」と考古学者アンナ・スティーブンスは言う。「シシは強い指導者だから支持されるんです」
  • アマルナに残る穀物倉庫の跡を巡回する警備員。こうした状態の良い遺跡は古代都市を知るうえでとても貴重だ。アマルナの建造物は、宮殿と神殿、主要道路以外は無計画に建てられた。英ウェストミンスター大学で都市デザインを研究するビル・エリクソンによると、現代のスラムや、自然発生的にできた居住地とよく似ているという。「3000年前の遺跡からも、学べることはたくさんあります」
  • 新博物館が所蔵する石灰岩の石碑。太陽神アテンの下、アクエンアテンと妻のネフェルティティ、3人の娘たちが描かれている。アマルナのエリート層の住宅ではこうした石碑の祭壇が造られた。だが、庶民の墓地にはアテン神の姿すらなく、新しい宗教に興味がなかったとみられる。
  • カイロにあるテーマパークでは、エジプト人の家族がアマルナ美術と同じようなポーズで写真に納まっている。
  • エジプトは樹木が少なく、貴重な沖積土をれんがに使うことが法律で禁止されているため、費用を抑えた建築にはタラタトと呼ばれる石灰岩のブロックが欠かせない。
  • アクエンアテンの神殿と宮殿に使われたタラタトも一人で持ち上げられる大きさなので、工期は短くて済んだが、王の後継者が破壊するのも簡単だった。ルクソール博物館に復元されているタラタト壁には、太陽の光に照らされた王に恭しく仕える廷臣と神官が描かれている。
  • 現代のミニヤーの芸術家は、王とネフェルティティ(トゥイという名の貴婦人像がモデル)の彫像を玄関先に飾っている。3000年の時を経て、王の姿は一つの象徴となった。
  • ルクソール博物館には、顔面が削り取られていない貴重なアクエンアテンの彫像がある。表情はいかめしく、自信にあふれ、神秘的な雰囲気が漂う。自分の肖像の様式を何度も変え、古い作品を廃棄した王の指示で、カルナック神殿の土台として埋められていた。
  • ミニヤー近郊の墓地に並ぶ、ドーム型の屋根をもつ石灰岩の霊廟。このように現代エジプトでも後世に残るような建造物に死者を祭る習慣は健在だ。古代のアマルナでは、エリートたちは、街の東にある高い断崖に掘られた石窟墓に埋葬された。庶民は砂漠の墓地に埋められていたが、墓碑も副葬品もほとんど見つかっていない。
  • 三つ編みの頭髪が残る頭蓋骨からは、厳しい生活のなかでもおしゃれに気を配った様子がうかがえる。
  • 男性を乗せた船の向こうに見えるのは、ミニヤーにある未完成のアテン博物館。アクエンアテンはわずか5年で都を造ったが、敷地面積10.5ヘクタールの博物館は、政情不安と経済情勢のあおりで10年以上たっても完成していない。計画が始まってから革命とクーデターが起き、2人の元大統領が裁判にかけられた。
  • 古代の王は、同じ街のミニア大学に立つ彫像のように、堂々たる芸術作品として親しまれている。

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