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ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年4月号

テクノロジーで加速する人類の進化

  • 歩く代わりに車に乗り、記憶をネット検索に頼り、遺伝子を自在に編集できるようになった現代人。この先、人間は自然淘汰ではなく、科学技術によって“ 進化”していくのだろうか。
  • 1万2500年前<br><b>高地で暮らせるようになる</b><br><br>近年まで、人類の進化ははるか昔に止まったと考えられていたが、遺伝子に関する研究が進み、今でも特定の環境に適応する進化が続いていることがわかった。大半の人は、高地ではわずかな酸素を取り込もうとして肺に負担がかかり、息苦しくなる。だがアンデス地方の先住民は血液中に多くの酸素を取り込める遺伝子をもち、チベットとエチオピアの人々もそれぞれ異なる方法で高地の環境に適応した。このように、自然淘汰による進化では「生存」という同じ目的のために、異なる道をたどることがある。
  • 8000年前<br><b>砂漠の気候に適応</b><br><br>現在のオーストラリアはかつて、ニューギニア島やタスマニア島と陸続きの大陸だった。「サフル」と呼ばれるこの大陸に先住民アボリジニの祖先が渡ってきたのは、5万年ほど前のことだ。気温は夜には氷点下になり、日中はしばしば35℃を超える。こうした過酷な砂漠の環境で、彼らの子孫は代謝を調節するホルモンに関連した遺伝子の変異を獲得した。これによって体温調節の機能が発達し、特に乳幼児が生き延びやすくなった。
  • 現在<br><b>テクノロジーで進化に対抗</b><br><br>人類はその大きな脳を駆使して、多様な技術を武器に、病原体の進化と戦う危険な競争を始めてしまった。現代では感染症は短期間で世界中に広がるため、対策が急務だと、NPO「エコヘルス・アライアンス」の生態学者で感染症に詳しいケビン・オリバルは話す。野生生物の生息域の破壊や気候変動に伴って、奥地に潜んでいた病原体が人間の生活圏に入り込み、新興の感染症が猛威を振るうおそれもある。
  • 現在と近未来<br><b>望み通りに進化する人間</b><br><br>体外受精と遺伝子診断を組み合わせて、難病の遺伝子をもつ受精卵をふるい落とせるようになった。今では強力なゲノム編集技術も開発され、人間が進化の方向を決めることも夢ではない。今のところ大半の研究は人間以外の生物を対象にしたものだが、ゲノム編集技術を利用すれば自分の子どもの髪や目の色を望み通りに“デザイン”することも可能だ。そうした試みには「負の側面があるのも確か」と、生命倫理学者のリンダ・マクドナルド・グレンは言う。「しかし、この流れは押しとどめられないでしょう。人間は自然を改変したがる生き物ですから」
  • 近未来<br><b>SFが現実になる</b><br><br>2人の科学者が50年余り前、人間と機械が融合した架空の生命体として「サイボーグ」という言葉を考案した。当時はSFの世界の話のようだったが、今では、ドアのロックを自動的に解除できる装置を体に埋め込んだ人がおよそ2万人もいる。生まれつき色を認識できないニール・ハービソンは、頭に装着したアンテナを通じて色を音として感じとれるようになった。将来はこうした技術で人間の感覚が拡張されるようになると、彼は言う。「たとえば暗視ができれば、暗い環境に適応できます。変わるのは環境ではなく、人間ですよ。地球を改変すれば環境破壊になりますからね」
  • 遠い未来<br><b>地球人が火星人になる日</b><br><br>一つの集団が独自の進化を遂げて、人類の系統から枝分かれするには、何千年も孤立状態を保つ必要があり、地球上ではまずあり得ない。だが、今後50年以内には、人間が火星に小規模な定住地を設けられる可能性がある。その後、大規模な集団が定住すれば(人口の維持や増加には生殖年齢の人たちを含む100~150人の集団が必要)、彼らの子孫は「火星人」に進化すると、米アリゾナ大学の天文学者クリス・インピーは予想する。重力が地球の40%もないので長身で細身になり、ちりの入らない屋内で生活するため、体毛がなくなるという。

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