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奴隷制度、独裁者、自然災害、他国の干渉…。苦難の歴史を経てもなお、自らの足で歩みを進めるハイチの人々の姿を、若者たちのカメラがとらえた。

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苦難に負けない ハイチの誇り

奴隷制度、独裁者、自然災害、他国の干渉…。苦難の歴史を経てもなお、自らの足で歩みを進めるハイチの人々の姿を、若者たちのカメラがとらえた。

文=アレクサンドラ・フラー
写真=フォトコンビット*の生徒たち(*写真を教えるNPO)

 ハイチは、西半球で最も多く自然災害に見舞われてきた国だ。ハリケーンや洪水が頻繁に発生し、近年では2010年1月12日に首都ポルトープランスの西郊で起きたマグニチュード7の地震が、最悪の被害をもたらした。災害が発生するたびに、外国の非政府組織(NGO)や宗教系の支援団体が大挙してやって来る。外国からの支援者の多くは、休暇がてらにほんの数日滞在するだけだ。

 ハイチ人の人権活動家ニクソン・ブンバは、そうした団体を「頼みもしないのに押しかけてくる自動車修理工」と呼ぶ。「彼らは部品の交換はしますが、それで車が直るわけではありません。もちろん地震の後、事態は悪化しました。人々が必死に手を伸ばして救いを求めたのは事実です」。ブンバはそう言うと、ゾンビのように両手を前に伸ばした。「でも、いつまでもこうしていると、本当にゾンビになってしまいますよ」

「政府はこの国に大きな穴を開けておきながら、その穴に殺到する部外者が、人々の活力や向上心、富を一つ残らず奪っていくのを黙って見ているのです」とブンバは言う。「いつまでも他人の食い物にされているわけにはいきません。毅然とした態度で、国民と国土、足元に眠る資源を守っていかないと」

狙われるハイチの鉱物資源

「足元に眠る資源」という言葉を、ブンバはたとえとして使ったわけではない。
 ハイチの地下に眠る金や銅、銀、イリジウムなどの鉱物資源にどれだけの価値があるか、まだはっきりとはわかっていないが、試掘の結果、その価値は200億ドル(約2兆4000億円)にのぼる可能性が出てきた。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2015年12月号でどうぞ。

編集者から

 この特集の写真を撮ったのは、ハイチで暮らすアマチュアの人たち。テクニックはまだ荒削りですが、その分、撮影者自身の人間性が感じられるように、私には思えました。写真って、もちろん伝えたいものがあるから撮るんですが、ファインダーをのぞきながら自分と向き合う作業でもありますよね。そんなことを改めて感じさせてくれた特集でした。
 アマチュア写真家が撮影した特集で思い出したのが、2012年10月号の「北欧の森 廃屋の動物たち」。ハイチとはまた違った視点の記事ですが、とても素直な写真であることは、共通しています。まっさらな気持ちで感じる…たまにはそんな目で写真を見てはいがかでしょうか。(編集H.O)

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