• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

人工衛星や航空機に搭載された最新のセンサー。地球が抱えるさまざまな病を治せるわけではないが、鮮明な画像で病状を明らかにしてくれる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

空から地球を診断する

人工衛星や航空機に搭載された最新のセンサー。地球が抱えるさまざまな病を治せるわけではないが、鮮明な画像で病状を明らかにしてくれる。

文=ピーター・ミラー

 地球の“健康状態”に目を光らせる観測衛星の数が増え続けている。
 気温の上昇や海洋の酸性化、森林の減少、極端な気象現象など、「地球の病」の諸症状が顕在化してくると、米航空宇宙局(NASA)はそういった症状がもたらす影響に取り組むミッションの優先度を高めた。

最新鋭の衛星で干ばつや洪水を予測

 2015年1月には土壌の水分を観測する最新鋭の衛星が打ち上げられた。9億1600万ドル(約1100億円)がつぎ込まれたSMAP衛星だ。今後、干ばつや洪水、作物の収穫量や飢饉などの予測に力を発揮すると期待される。

 気候変動によって、豪雨が発生する回数が増えているが、SMAP衛星はその際の災害リスクの軽減にも役立つ。豪雨によって土壌の水分が飽和状態になり、土砂崩れや下流域での洪水の危険性が高まった場合などに、関係当局に情報を提供できるからだ。

 だが土壌の水分に関しては、多いよりも少ない方が、広範囲かつ長期的な脅威となる。水分不足は環境のバランスを崩し、カリフォルニアで起きているような熱波による猛暑や干ばつ、森林火事の発生を招くのだ。NASAジェット推進研究所(JPL)の研究員ナレンドラ・N・ダスは、次のように説明してくれた。
「土壌の水分は人間でいえば汗のようなもので、蒸発するときに地表を冷やす効果があります。でも土壌に水分がなければ地表の温度は上がる一方です。私たちが熱中症になるのと同じ理屈です」

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2015年11月号でどうぞ。

編集者から

 分野は違うのですが『ナショナル ジオグラフィック電子版』2015年4月号の特集「ハッブル望遠鏡 傑作画像10」で、星雲や銀河などの天体写真に着色する専門家の作業を紹介したことがあります。望遠鏡が映し出す画像はもともとはモノクロなのですが、酸素なら青、水素なら緑という具合に、天体に含まれる成分によって色を決めて、美しい画像に仕上げていくのです。望遠鏡のデータから、そんな細かいことまでわかるようになっているのかと驚きました。
 地球についても、観測データからいろんなことがわかるようになってきました。特集では、地球を観測するのに使われる人工衛星や、観測機で測定したデータを、図解とビジュアルで詳しく解説しています。森に覆われた土地の水流をはっきりと映し出した画像などは、目をみはるものがあります。(編集N.O)

この号の目次へ

ナショジオクイズ

IT産業が盛り上がるアフリカ。中でもケニアは何と呼ばれている?

  • シリコンサバンナ
  • シリコンサファリ
  • シリコンサハラ

答えを見る

ナショジオとつながる

週2回
配信

メールマガジン無料登録

メルマガ登録の詳細はこちら

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

広告をスキップ